基礎的なノウハウが基本であり、重要
★★★★☆
ファクスを送信する、コピーをとる、書類を整理するなどの基本的な事務処理のノウハウを記述した本。
いかにミスを防ぎ、ムダを省くかという面で、具体的なノウハウがていねいに語られています。
私の経験でも、たとえば「書類をコピーして、封筒に入れて、セロテープで封をする。同じものを10通つくる。」程度の事務作業でも、手際のいい人とそうでない人がいるものです。また、しっかりした人は、工夫をするため、同じ仕事を2度目・3度目にするときはいっそう上手にこなせるようになります。
まさに、「仕事がでいる人」は、軽易な事務作業でも、宴会の幹事でも何でもできるし、反対に「仕事ができない人」は何をさせてもできないのです。
この本を読めば著者がどんな仕事にも、とても緻密に工夫を重ねて自分のスキルを高めていることがわかります。
仕事をする人は、このような本をしっかり読んで、自分なりに工夫することはたいへん意味があると思います。
ただ、私の場合は、次のように感じました。
・紹介されているスキルは基本的なものばかりで、ある程度の年限、しっかりと自分のスキルをあげようとしてきた人には目新しいものは少ないと思われる。
・想定されている業務は、定型的なものが中心。また、主に「上司に指示される」立場の人を想定している。なので、「いかに創造的な新しい企画を生み出すか」とか、「部下にいかに効率的に仕事を割り振るか」とかいう高度な業務は対象としていない。
主に、仕事をはじめて1・2年の人が、基本をおさえるために読むのに適した本です。
事務初心者向け
★★☆☆☆
特許事務経験者の著書と言うことで購入しました。同業界で実務をして2年程度ですが、ほとんど実践していること、あるいはそれ以上に効率化されていることが多く、新しく得られた情報はほとんどありませんでした。改めて重要な部分を再確認したこと、自分のやり方が肯定できたところはよかったです。新人さんに貸してあげようかと思います。
新しい発見があるかと思ったが・・・
★★☆☆☆
20歳前後の新入社員には良いと思う、エクセルの使い方は10年前なら最先端かもしれないけど、今や使い古された技・・・仕事の処理スピードだけを考えるならばデチューンになってしまうかも?期待以下だったので星2つだけど一般常識を学ぶには良い本だと思う。
事務員以外にもお勧めの良書
★★★★☆
とにかくしっかりした、丁寧に作られた本というイメージ。
著者のHPには裏ワザ的なものが多いので、そういったものを期待するとちょっと肩透かしかも知れないが、基本をしっかり押さえるという意味で価値ある本だ。
しかも、単なる知識として書いてあるのではなく、著者の実体験も交え書いてあるので、臨場感たっぷり。
無味乾燥になりがちな実務書の中でも、オススメな本。
もっとも、事務を長年やっている人には常識的なことばかりなのかもしれない。
意外と本書は、フツーのビジネスマンが読む本なのかも。
あらゆる仕事の基本です。
★★★★☆
中身はとても参考になります。
事務は、すべての仕事の基本です。
以前読んで感動した、渋井真帆さんの「ルネッサンスプロジェクト」という本には、
「仕事ができる人とは、コピーとかファイリングとか基本がしっかりできている。コピーのような仕事をバカにする人は、事務処理能力がついてないからいざというとき、仕事が遅い」というようなことが書いてあった。
これに影響されて、ずっと、こういうオフィス事務の本を探していた。
でも、最近の洗練されたビジネス書に見慣れていると、作りは、10年前のそれで、かなり読みづらく感じる。
いいんだけど、読みづらいのが残念ということで★★★★