いままでなかった本
★★★★★
仕事でのプレゼンのほか、海外出張中にデートに誘われたり(!)美容院に行ったりと、女性が英語環境で仕事をしていれば付随して出てくる私的事項にも言及している点で、この本は画期的だと思います。ただの英語指南ではなく、自らの気持ちの持ち方や周りへの気の遣い方にもページを割いて論じているあたり、行き届いた本です。
気楽におしゃれに読んでほしい本
★★★★★
ちょっと硬めのタイトルながら、おしゃれな装丁に魅かれて手に取ったのですが大当たりでした!等身大の働く女性を主人公にした会話ですすめられていく本書は、まるでトレンディードラマのように楽しんで読めます。そしてそのうちに自分が主人公に感情移入して、気分はすっかりインターナショナル・ワーキング・ウーマン!!
主人公の「さやか」さんを見ていると、英語で仕事ができるってただ言葉ができるだけじゃなくいんだな、と気付かされます。言葉ではなく、どれくらい誠実に、相手のことを気遣いながら会話を進めていくことができるかが仕事でも問われるのだと実感できるエピソードがいっぱいでした。
使える表現も満載ですがそれだけではなく、どう言ったらいいんだろう?って迷った時には、うまい表現を探そうとするより「ここでどう言えば相手にこちらの想いを分かってもらえるか」をきちんと考えるべきなんだと気付かされる本でした。
こんな本がほしかった。
★★★★☆
働く女性の英語術 光藤京子 著 The Japan Times 出版
「ウェブサイトへのアクセス数」「インターネット配信の動画」
「パソコン用電波が弱い」「プリントアウトした紙」「USBメモリ」
「downtime」「decaf」「chill out」こんな表現をすぐに日英英日で思い浮かべられなかたら是非この本を読んでみてください。働く女性の悩みどころ、服装や持ち物から会社でのプリゼンの仕方、交渉術まで具体的な例が豊富に載っています。ドラマ仕立てになっているのでするする読み進め、そのうちビジネススタイルが学べるという仕掛けになっています。日本の女性が物怖じせず海外で活躍する様子を読んでいるうちに、自分の未来像も描けて愉快な気持ちになってきます。また後ろの部分にはイーメールの具体例やパワーポイントのスライドの例など使える表現がいっぱい載っています。CD音声付です。
アメリカで子育て中の私にも大変役立ちました!
★★★★★
私はニューヨークで公立小学校に通う子供を持つ二児の母ですが、そんな私にも値打ちのある本でした。
海外で、また国内でもビジネスで英語を使う女性は増えていますが、そんな女性を主人公に、実際にありそうな会話の場面を想定しての表現がとてもわかりやすく紹介されています。女性が使うビジネス英語として、どのような表現が好印象をあたえるのか、適切な敬語表現なのか、など なかなか他の文法書やビジネス英語の本にはない視点での解説があり、大変役に立ちました。
母親として私も学校の先生宛にメールをするときや、目上の友達になにかをお願いするときなど、いったいどんな表現を使うのがふさわしいのかと、よく悩んでいたので 参考になりました。
(ばか丁寧だと、かえって誤解されるかな?親しみを感じない?でも、くだけすぎるのもなあ、、など。)
英語でのスピーチ(プレゼン)は、「聞く人にわかりやすく、話す本人が自信を持って話せる英語を」というのも納得。ニューヨークの公立小学校のPTA役員の方たちや、校長先生のスピーチはまさにこれ!伝わるスピーチというのは、「わかるスピーチ」なんですよね。
また、会話に限らず 海外で大人の女性としてどういった態度をとるのが好ましく仕事の成功や人間関係の円滑化に結びつくのか、といったアドバイスも役に立ちます。
海外で、また日本にいても 英語でがんばっている女性にぜひお勧めしたい本です。
著者のノウハウと経験が詰まった本
★★★★★
働く女性のための英語の使い方を書いた本はあまり多くないので、このような一冊を待っていました。実際に起こりうるシチュエーションの中で必要とされる表現が過不足なく紹介されているのでとても読みやすく、またある程度のストーリーがありますので楽しみながら読み進めることが出来ました。スキットの中に出てくる表現もとても的確なものですが、よりエレガントな表現やよりスマートに聞こえる表現などの言い換え例も豊富に出ていますので、場面に応じた美しい英語を使いこなせるようになると思います。また、メールの書き方やプレゼンテーションで使う表現など、重要なのに今さら人に聞くのはちょっと…と思うような事柄についてもノウハウもきちんと紹介されていて、とても参考になりました。他にも、著者のコラムには、ビジネスマナーだけでなく、あらゆる面で人間関係を円滑に進めるための裏技がたくさん出ています。大人の女性として美しい言葉を使うことはもちろんですが、その人の話す内容や行動が映し出してしまう品格を磨くことの大切さについても意識させられる本でした。