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リング [DVD]

価格: ¥2,625
カテゴリ: DVD
ブランド: 角川映画
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   日本映画界にホラー・ブームを巻き起こしたヒット作。鈴木光司のベストセラー小説が原作。女子高生たちの奇怪な死を追っていたテレビ局員、松嶋菜々子が演じる浅川玲子は、高校生たちの間に見たら1週間後に死ぬビデオがあるという噂が広がっていることを知る。問題のビデオを発見した浅川は、それを見てしまった。
   別れた夫の協力を得てビデオの謎を解明するうちに、超能力者の悲劇的な死とその呪いにたどりつく。1週間という限定された時間で謎を解かなければならないというサスペンスによって、単なる驚かしや血生臭い描写に頼らない心理的な恐怖を描いている。ビデオに映る粗い画像と、真夜中に暗い部屋でテレビを見つめる子どものシーンが恐怖を増幅する。(堤 昌司)
やはり怖いものは怖い ★★★★☆
押し殺したような空気感が全編に漂い、沈鬱な雰囲気の中、得体の知れないものがじわじわと迫ってくる焦燥と恐怖。静かな部屋のあの物陰で、何者かが密かにこちらの様子をうかがっているような不安、自分の背後に何かが立って息を潜めているような不安。不安が確信に変わる時、自分の命はもうない・・・。

人が奇怪な死を遂げるこの作品、最後まで残虐シーンは登場せず、また主人公を演じる松嶋さんの恐怖の表現もやや稚拙で、ホラー映画としてもの足りなく感じる人がいるかもしれない。しかしまた、作中で犠牲者となった若者たちの恐怖で硬直した死に顔や、7日後の死を宣告された緊迫の状況下で登場する古井戸、長い黒髪に顔を覆われた貞子、荒れた黒い海……作中のところどころに挿入され、視聴者の恐怖を刺激するこれらの演出はやはり秀逸だ。恐怖が人の限界まで高まる時、正常な思考と判断を鈍らせ、想像に過ぎないものを実在のものと誤解することもあるだろう。こうして、クライマックスの有名なあの場面へと至る。

貞子がブラウン管からはい出てくる必要はなかったかもしれない(実際、出現にブラウン管が必要であるとすると、前のエピソードとの間で矛盾が出る)。しかし怖いのは、想像とも現実とも取れる「得体の知れない存在」であって、その表現において、本作品は充分に成功しており、これほど長く観た者の記憶に残る作品はないのではないだろうか。
何が怖いのかわからない ★☆☆☆☆
ホラー映画は趣味ではありませんが、子供が好きなので一緒にみました。
観終わった感想は、親子ともども「何が一体怖いんだ。」です。
貞子が怖いのか、ビデオテープという素材を使ったことが怖いのか。
人を殺せるだけの能力がありながら、自分の父親に抵抗することもなく、
井戸に叩き落とされるのも「なんでや。」と思ってしまいました。
「シャインイング」で心底怖がった子供も、これには「つまらない。」の一言でした。
「不幸の手紙」のビデオバージョンのようですね。
ホラー好きの方には受けるのかもしれませんが、これがなぜ受けたのか全く理解できません。
怖くない ★★☆☆☆
リングは本当に怖い、恐いと聞かされてきて心して本作を見たわけだが、全然だと感じた。がっかりの方が大きい。日本を代表するホラー映画がこんなもんかと。全体を通して、ただ暗い雰囲気が漂っているだけで、これといって恐怖の場面が無い。唯一挙げるとすれば最後に貞子がテレビから出てきた場面ぐらいでは。実際、自分が見たのはこの作品が出来てから10年以上後のことなので、どうしても古臭い感じがしてしまった。
原作とは似て非なり ★★★☆☆
本作品以降の日本のホラーはそれまでのスプラッタ中心で中身のない西洋かぶれから脱却し、日本古来の心理的な恐怖描写を中心に据える物に回帰した。その意味では新しい心理ホラーの道筋を示した記念碑的作品として評価したい。 ただ原作を先に読んだ者としてはこの映画化を全く評価できない。これには多くの方が同意してくれるはずだ。

まず原作の鈴木光司氏の状況描写の巧さ、ここまで読み手に想像力を与える作品は他ジャンル含めそうは無い。前半物語が動き始める迄の何が起こっているのか分からない恐怖感は映画の比ではない。因みに氏はかなり博学で以後の作品群は読み手の知識も試される高度な物が多く、私は全く着いて行けなくなった。同時にホラーとも離れていっており純粋なホラーとしては「リング」が最高峰だろう。

次にキャスティング。男性から女性に変わったのはまだいい、問題は役者の力量だ。主演の松嶋菜々子は酷い。当時旬だったかもしれないが大根もいいとこだ。原作は素晴らしい反面、荒唐無稽な面も多分に含んでいた。故に力のある役者でないと怖いどころか笑い話になる危険性もあり結果として凶と出た。

あとオマケだが貞子は監督の前作「女優霊」の最後の化け物そのもので知っていれば興ざめする。
ジャパニーズホラーの火付け役 ★★★★☆
ジャパニーズホラーの双璧を成すといえば「呪怨」とこの「リング」だろうな。
不快極まりない音響とともに画面に映る犠牲者の壮絶な死に顔や、あのクライマックス
はホラーの演出としては申し分ない。

なにしろ鈴木光司の原作がホラー小説として抜群だったので、設定など原作により忠実に
作ってたらもっと良かったかも知れん。

ちなみにこの後の続編2作は全然ダメだったような・・・
観たんだけど全然内容を覚えてないもんなぁ・・・