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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: UPJ/ジェネオン エンタテインメント
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トムが出てれば映画になります。 ★★☆☆☆
冷戦時代、アフガンに侵攻したソ連に対抗すべく、武器提供のため資金調達に奔走した米下院議員のお話。

トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツが共演ということぐらいしかこの映画に興味を湧かない人がいなくとも仕方がない。本国でどの程度評価があるのかは知らないが、興収が1億ドルを超えているところを見るとある程度の市民権を得ていると言えるだろう。しかしいざ日本でとなると、いささか力不足。

当時の背景に詳しい人ならともかく、娯楽として映画を楽しみたい人は当然時間が長く感じる。冒頭のストリッパーや美人秘書がトムと相反するのが何故か気に障る。

米国万歳映画になっているところは否めず、アフガンでの惨状やソ連側の描き方(空軍飛行士のセリフは脚本家の妄想?)がチープで辟易としてしまう。最後に学校に建設による復興が果たせないことによる無念が何一つ伝わってこない。

9.11に関する繋がりを帯に乗せていたが、少しでも効果があったのだろうか。

ホフマンがオスカーを惜しくも?逃しているが、同氏の演技力を知っていれば今になってノミネートどころでどうのこうの言うべきではないろう。この作品はホフマン以外をもっと安く抑えるべきだった。
トム・ハンクスをどうにかしてくれ。 ★★★☆☆
アフガン戦争でアメリカはソ連に対してベトナム戦争のリベンジが出来てすごく気持ち良くてすごく嬉しかった、やったやった(実際、原作を読むとそうなんである)、という話を、「でもちょっとアメリカの政策も反省してみる」というハリウッド定型の生真面目さを加味して作った映画。私はこういうアメリカの善意への試みを鼻から笑うべきではないとは思っている。ソ連もといロシアや中国がポーズでもいいから国策の「反省」をするか。偽善というのは全然ないよりは多少あった方がましである。
しかしアフガン戦争のエピック的ヒロイズムは現場にいた人間に宿っているので(つまりアフガン兵かロシア兵。ソ連はそりゃヒデー国ではあったがロシア兵は主に十代後半の若者たちだった)、チャーリー・ウィルソン氏の予算ぶん取り作戦自体は映画的にはあまりドラマチックではない。金は大切だが、いくら武器を供与してもアフガン人に闘う気がなければレジスタンスのドラマは成立しなかった訳で、やはりワシントン中心に予算小委員会の様子とか根回しの様子とか武器売却交渉の様子とかを見せられても絵的には盛り上がらないのである。
おまけにトム・ハンクスがミスキャストだ。好みの領域だろうが、この人はあの童顔でコメディをやると愛らしいがシリアスをやるとなんとなく嫌味だ。おまけにジュリア・ロバーツが全然綺麗にも魅力的にも見えない。この二人はもっとフェロモンむんむんの肉食系の佇まいがあるべきじゃないのか。童顔の男優と痩せ過ぎの女優じゃ雰囲気は出ないぞ。二大看板スターがまとめて脇役(フィリップ・シーモア・ホフマン)に食われている映画となるとやはりあまり成功作という感じはしない。
あまり盛り上がらない映画 ★★☆☆☆
事実を元に制作されたようだからあまり脚色はできないのもあるのだろうが、あまり障害が無くとんとん拍子に話が進んだ映画に思えた。
劇中で、主人公のチャーリーは麻薬吸引の疑いをかけられるが、支援活動を妨害するほどに影響せず終わっている。(この事件の主任検事の名前に注目!)
また、チャーリーが大きく咳き込む場面が出てきて酒の飲みすぎで体調を崩したのだろうかと思ったが、これも咳き込んだだけで終わっている。

ライトな味付けだが、真正の政治映画 ★★★☆☆
トムハンクス、ジュリアロバーツが共演する、米ソ冷戦時代に実際にあったとされる一人の政治家の物語。

あらすじは、チャーリーウィルソンという政治家が、ふとしたことから旧ソ連によるアフガン侵攻の現実を知り、あらゆる人脈を使い資金を調達、影からアフガンを支援し、最終的には途方もない金額の国家予算をつぎ込んで旧ソ連を撤退させるというもの。チャーリーという、どこか不誠実な政治家が、一念発起して生まれ変わるヒューマンドラマかと思いきや、その実態はアメリカ国際戦略の裏を描いた真正の政治映画です。

実際、この映画が扱うテーマは非常に重く、かつ現在のアメリカを取り巻く国際問題をするどく指摘した作品なのですが、それを感じさせない軽妙な作りになっています。どこか現実離れした登場人物たちに加えて、シリアス方面に行きすぎないように調整されたウィットに富んだ会話のやり取りが、この映画を非常に観やすくしており、特に意識しなければ、チャーリーウィルソンという人物の破天荒な活躍の物語として楽しめなくもないでしょう。

ただし、この映画が語る政治的背景については個々人で勉強しなくてはなりませんが、少なくともこの映画だけを見て全てが理解できるものでもありません。そういう意味では、映画に単純な娯楽を求める人にはあまり向かない作品だと言えます。

彼らが全力を尽くして導いた一つの結末は、実は映画の外で皮肉な結果となって彼らの国家自身に跳ね返ってきます。それを示唆するラストには、考えさせられるものがありました。

同名のノンフィクション小説を原作とした物語 ★★★★★
フィリップ・シーモア・ホフマンの
喜怒哀楽が激しく
狂ったようなキャラに見せかけて・・・
いや見せかけてないけど、
実はクレバーなところとか、
そのギャップが好きだ。

予告を観た時、「世界情勢には、まったく関心のないドジな議員が、
気付いたらうっかり世界を変えてた!
でも、平和になったから、めでたしめでたし!」
みたいなコメディ色濃いめの内容かと思った。

ところが、全然そんなことはない、社会派映画。

ソビエト連邦がアフガニスタンに侵攻した際
アメリカ、CIAがアフガン側を支援して、結局は代理戦争に
突入するのですが、この武器供給、軍事支援、戦闘訓練が
後々どういう一大事を引き起こすかというと・・・

近年の世界的事件と、アフガン侵攻がどう繋がっているのか、
1979年まで遡って歴史の皮肉を把握しておくと、
作品の深みを味わえます。

中国の故事成語、「人間万事 塞翁が馬」の意味を
知っていると、映画のラスト近くでの言葉の掛け合いの意味が
スッと頭に入ってきて、よりお得。

笑いの要素はあるが、コメディではなく、
希望的観測や、単なるイイ話では終わらない。

普段の生活や仕事でも、予測できない未来を
少しでも意識して、自分の詰めの甘さを見過ごさない。
そんなコトを考えさせられました。

最後の一言で、この映画はビシっと締まります。

そして、映画が終わっても、現実世界は続く・・・