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シュメル―人類最古の文明 (中公新書)

価格: ¥987
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
Amazon.co.jpで確認
同害復讐はなかった!? ★★★★★
「歯には歯を〜」で有名なハンムラビ法典。さらに遡って最古の法典が存在した。
争いごとには金銭で賠償いたしましょう。

前二千年の文学には学園生活が描かれる。
今日も不条理に鞭を打たれる。叱られっぱなしの生徒。
たまらなくなって泣きつけば、親は親で教師を接待、家へと招く。
結果は果たして・・・。

本書は、ほぼすべてのページに図録が配され、
すいすいと読み進められます。
分かり易く、為になる。
学術的にまことに結構です。
ですが、馬鹿馬鹿しい日常も含め、
都市・神話・文化・経済と、
21世紀にこそタイムリーな話題をお届けします。
今日の我々の社会と古代世界、
またその人々に、大いに共感してください。

古代文明、面白すぎる! ★★★★★
最近、中学高校のときに習った世界史に再び興味が湧いてきて
図説たっぷりで分かりやすいムック系の本を読んでいました。
ですが、いわゆる4大文明の部分は最初の数ページだけで、非常にあっさりと終わっていたのが物足りなく感じてました。
中でも人類最古の文明であるシュメール文明(本書ではシュメル文明)については数行のみ。

本書はそんなシュメール文明について、当時の文化や信仰、果ては諺なども踏まえながら分かりやすく、そして面白く書かれていてとても読みやすかったです。
古代史について興味がある人にはお勧めだと思います。
フェニックス ★★★★★
1 膠着(こうちゃく)語の例として、日本語、韓国語、古代シュメル語等が
 あげられるといわれています。
2 今後、睡蓮(ロータス、ロゼット?、ロゼッタ文様)、なつめやし(パルメット)と、
 泥、サマワ周辺との関係を、勉強していきたい。
3 ウルナンム法典(BC2100年ころ)。
  このころから、法の支配がペルシア地方に、
  次第に発展したのだろうか。
   エジプト中王国等との関係も勉強してみたい。
  
神々と語り合った人々・・・古代シュメル人・・・ ★★★★☆
 余計なお世話かもしれないが、サブタイトルのー人類最古の文明ー・・・というのは少し遠慮した方がいい様な気がします。(何故なら彼らシュメル人が創りあげた文明より遥かに昔、現代文明に勝るとも劣らぬ高度な文明が既に存在していた事はかなり多くの調査、研究により解明されつつあるから・・・)
 著書も認めている様に今から5000年も前に、既に優れた「暦」や「測量法」「数学」「教育制度」をもっていた文明人が「どこからやって来たのか?」・・・またその文明の母体となる人々が必ずいた筈だが、それは誰なのか?・・・ こういった事実が全く解らない・・・
 (これはかなり不自然な事だ・・・)
 本書はそういった疑問に答えてくれる本ではない。しかし、紀元前3000年前の古代メソポタミアに住んだ人々の情緒溢れる日常生活について、当時の「諺」等紹介しながら生き生きと書かれている。・・・そしてそこには様々な「神々」が当時の人々と密接に関係していた。 「神」というと何か現代では「迷信」じみた妄想だと思われがちだが、決してそうではない。(むしろシュメル人は割りと合理的な思考の持ち主であり、現代人とそんなに変わらない・・・そういった発想は古代の法律集である「ウルナンム法典」に見られる。)
・・・さて、その様な文明人が、果たして自らの想像、若しくは妄想で様々な「神々」を造りだすかどうか?・・・「神」と呼ばれる存在は果たして実在するのか?・・・そう言った疑問には「シュメール神話」を公開してくれれば、ハッキリすると思うのだが?
   
古代文明の息吹が伝わってくる ★★★★★
今から5000年前から3000年前。日本では縄文時代です。その時代に、シュメルには文字があり、通商があり、会計があり、行政があり、文学がありました。楔形文字で刻まれた帳簿に、教科書に、神話に、学園ドラマ。支配者層の生活から庶民の生活まで、楔形文字に刻まれた世界が生き生きと蘇ってきます。

こうした歴史検証モノは、往々にして遺跡の分析や出土品の分類にページが割かれ、文書を紹介する際も全文をそのまま載せたりして、途中で飽きてしまうものです。

本書は、そのような退屈な部分が殆どありません。遺跡や出土品の解説はもちろんあるのですが、今生きている我々が「知りたい!」と思えるエピソードを美味くちりばめて紹介していますので、思わず引き込まれてしまいます。訳文も巧みで、イメージがパッと浮かぶように工夫されています。

歴史が苦手な方も、是非挑戦してみてください。「粘土板読み」になりたくなるかもしれませんよ(笑)