本書は魅力的で印象的なプレゼンテーションをするための、ステップ・バイ・ステップ方式で書かれたガイドである。
1枚のチャートを作成するのにかつては10時間かかったものだが、今では10分もコンピュータのキーボードをたたけば誰でも作れる時代である。しかし強い視覚効果の裏にあるその原則―― 作成者の論点とその根拠、および論の効果的な展開のしかた―― に変わりはない。
『Say It With Charts, Fourth Edition』はジーン・ゼラズニーによるベストセラーのプレゼンテーション・ガイドの最新版。その中で著者は、効果的なプレゼンテーションをするためにはまず、先人の知恵を踏襲することが大事であるという。そのうえで、どのようにその知恵と今日の最先端技術を組み合わせたら鮮やかで印象的な映像が作成できるかを解説する。この包括的なプレゼンテーション百科事典で参照していただきたいのは、たとえば次のような情報である。
- タイプ別チャート(円グラフ、棒グラフ、柱状グラフ、線グラフ、点グラフ)を準備する方法 およびその用途。
- サイズ、色の選択、チャートタイプの選び方など。
- 印象的な電子映像作成テクニック…アニメーションの利用、スキャナーでの画像取り込み、サウンド・ビデオの使用、関連Webサイトへのリンクなど。
オススメの紹介
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マッキンゼー流となっていると身構えてしまいがちだが、決して難しくなく、楽しく学ぶことができた。
天性のセンスがなくても、技術があれば良いプレゼン資料を作ることができると感じた。
キム
★★★★★
普段何気なく作成してたグラフも、読み手を考えると分かり
にくいグラフだったんだと感じました。
読み手(プレゼン対象)にメッセージを伝えるために、
どうグラフを使うか、その参考になりました。
グラフ作成の教科書として参考になります。
実際に演習っぽい部分も含むので実用的だと思います。
サラリーマンのお買い物
★★★★★
図表、グラフを作成する際のパターン学習に最適です。
派手さよりも、何を伝えたいか、ファクトを正しく
伝えるための技法が説明してあります。
やはり、派手さよりもファクトベースが大切だと感じた一冊です。
あ・そ・ぼ~
★★★★★
3月に一冊。ありがとうございます。さすがはマッキンゼー流です。数値データをわかりやすくグラフ化するためのノウハウが詰まっています。グラフで表現するのは決まった種類があり、時系列データが多いなら折れ線、割合ならパイグラフなどの様にすぐ使えることがいっぱいです。
ビジネス社会を生き抜く
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経営コンサルタントの中では、プレゼン資料作成の基礎となっている書籍です。
世の中には、読みにくい資料が多すぎます。簡単なことをわざわざ難しく表現しているようにも見えます。しかし、自分の思っていることを他人に簡単に分からせることは意外と難しいと思います。そのようなことを教えてくれる本です。厚さの割に簡単に読める本です。本の主旨から言えば当然とは言えますが。
亀書房
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新入社員の方からどのような方にも向いています。グラフをどのように使うかという一点に絞って書かれている。5つの基本形のグラフを時系列・相関関係など分かりやすく使用するグラフ例、演習が示されている。是非、一読して分かりやすい報告書を作ってみてはいかがでしょうか。