待った甲斐がありました。 多少引っ掛かるところはありますが、期待には添えてくれました。
外伝なので本筋ストーリーの進行はあまり無いですが、魔人に関係がありそうなキャラが登場し、ヴァンパイア・マスターもついに登場します。(レインの過去シリーズで)

前半はセノアが主人公のようで、セノアの心情描写が多くあり、なぜか嬉しかったです。(ついにセノアの顔が描かれましたがなんとも言い難いです)

全体的に楽しく読めました。前作を読んでなくても大丈夫でしょう。

しかしこのレインシリーズでの女性との絡みが読んでいて寒気が襲うのは、自分だけでしょうか?あからさますぎというか、表現が行きすぎというか。今作に出てくるヴァンパイア女性たちのレインに対するセリフ・行動も少しどうかと思いました。

それと今までもそうだったのですが、レインはホントに負けませんね。それがポリシー、もしくはコンセプトなのでしょうが、他の人との強さのバランスをとることが難しくなると思います。

それでも、それらを補ってあまりあるものがあります。自分は特にレインと、戦闘シーン全般が気に入ってますが。最後に、他人の評価を気にせず、まず読んでみるのも大事だと思います。