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趣味は何ですか?

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 角川書店(角川グループパブリッシング)
Amazon.co.jpで確認
趣味は見つかりません ★★☆☆☆
何か新しく趣味が見つからないかな〜と思って読んで見た。

何も見つからなかったけどね。

内容としては、それぞれの趣味を持っている人に会って実際に体験してみるというもの。
うどん、ヨガ、スタンプに始まりお遍路さん、切手、エコ、防災、カメ、ラジコン、ボウリング、階段などなど。

なんだろ、作者とその趣味の人達にはどうしても温度差があり、話がのってこない。
それで、やっぱ合わないわってスタンプって言ったら切手だろみたいな思いつき、でふらふらと。

足元定まらない感じがいいと言えばいいが、全部こんな感じだと本の後半には飽き飽き。
やっぱ趣味は進められてやるものでhなく、自然と見つけるものなんですかね?
ふわふわとした「趣味」探訪 ★★★☆☆
「趣味」を切り口に一般市民の生態に迫ったルポルタージュです。著者自身とくに趣味がなく、「趣味」というテーマで書きたいことがとくになく、興味関心も乏しく、締切日になっても取材先すら未定という状況に陥るなど、難産の末にどうにか続いた雑誌連載記事をもとにまとめた1冊だそうです。

苦し紛れの様子は包み隠さず示されており、どの記事もふわふわと腰が定まらない。一例を示すと、スタンプラリーの人気ってなんだろう?→四国八十八ヶ所巡りを調べる→近所の三十三ヶ所巡りに半日だけ挑戦→スタンプといえば切手だ→切手収集の趣味を取材→ついでに消印収集の趣味も取材→手相は人間の身体のスタンプではないか?→手相の取材、という具合。これがひとつの記事なのだから、読者としては堪ったものではない。

ふわふわした本書の中で一貫しているのは、とぼけた味わいのある文体と、首をすくめて世間を見る目、人の言葉をザックリ整理して面白おかしくしてしまうスタイル……ようするに著者のキャラクターだけ。多分、売れない頃の高橋さんなら、本にはならなかった内容だと思う。

それでも、本書は面白いです。著者のルポライターとしての特徴は、「ふつうの人」の言葉を重視していること。ヨガ教室へ通えば、まずは先生に取材しますが、生徒たちへの取材からが本領発揮。専門家の理論武装は手強く、「ふむふむ、なるほど」という話が続いて、なかなか笑いに至らない。著者の持ち味はユーモアなので、不規則発言の多い素人への取材が欠かせない。ただ、とくにヨガの項は素人の「解説」が先生の説明と並列に扱われるので、「いいのかなあ?」という感じがします。

ともあれ、オリジナルの解釈を持ち人に話すのもまたリアルな一般市民の姿であり、「ふつうの人」の観察ルポとして読めば楽しいですよ。
趣味はマニアチックになるほど深い ★★★★☆
村上龍が趣味を持つなと言ったけど、違うね。そば、切手、巡礼、ヨガといいみんな言葉だけではたいしたものではないと思っていたけど。趣味になると深い。こだわっていく深さに趣味を持つべきだと感じ入りました。