比類なき書籍
★★★★★
SS第3・第6・第18・第25・第26・第30の各師団について、その前身部隊時代を含めて綿密な解説をした書籍です。
トーテンコープフ師団はともかく、本書で取り上げられた他の師団についてこれだけの解説がなされている和書は存在しないと言えるでしょう。本書が売れないと残りの師団についての巻が出版されないことになってしまうので、少しでも興味のある者は購入が必須です。
最近の大日本絵画のミリタリー関係出版物は、以前に比べて値段ばかり高くなって内容は微妙なものが増えている感があります。そんなものを出版するより本シリーズを最後まで出版するほうが余程有意義だと真剣に思います。本シリーズも当初第1巻のはずだったカンプフ・オブ・ヴァッフェンSS〈1〉の売れ行きが芳しくないということで企画が軌道変更されていますが、売れ行きがイマイチなのは本当に企画や内容のせいなのでしょうか。