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ファントムの夜明け (幻冬舎文庫)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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流石。 ★★★★★
 死別した双子の妹が持っていた不思議な、というよりは"異常な"能力。それが自分にも宿ったのかと、自分も異常者なのかと苦悩するヒロイン。彼女の過去を丁寧に描いてゆくだけで前半は進行して行くのだが、後半で一気に進展し、彼女は"能力者"として、孤独な一歩を踏み出そうとする。果たしてその顛末は…? という物語。ある意味スティーブン・キングの「デッドゾーン」に通じる超能力者の苦悩の物語だが、作者の才能はプロットよりも、あくまでストーリーテリングの文章力にあり、今作でもそれが存分に堪能できる。ゆえにこそ、幕切れの切れ味は素晴らしい。こういう作品をこれからも書き続けて欲しい。萌えがどうたらなんてのは、書かなくていいから。
好み ★★★★☆
面白かった。
この作者の雰囲気が独特で私は好きだが、結構好みの分かれるところだと思う。
今回は大雑把に言うと「双子の不思議」だが、やっぱり捻りがある。
何にも考えず読んでいたらラストに軽く唸ってしまった。
可もなく不可もなく… ★★★☆☆
特に恐ろしくもなく、悲しくもなく…。
かといっておもしろくなかったともいえず。

どのようにと上手くいえないが
読み進みにくい文章というのがはじめの印象。

途中からはぐいぐいと読んでいけたが
今ひとつ強く感じることがなかった。
男性が女性の主人公を描くことの限界か、という感じでした。

これも愛のカタチか。 ★★★★★
恋人の失踪。妹の死。
死者の声が真美を導く。
不安、混乱、憎しみ、怨み、悲しみ、全てを共有。
そして愛し、愛されること。
最期に明かされる真実が切なさを増す。