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カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

価格: ¥760
カテゴリ: 文庫
ブランド: 光文社
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まるでバルザックを読むようだ ★★★★★
昔十代の頃に読んで以来四十年ぶりにカラマーゾフの兄弟を再読しようと亀山郁夫訳を手にとってみて驚いた。
以前の訳では重々しく読みづらく感じられたのに、今度はすらすらと走るように読めるのだ。この感じはまる
でバルザックを読んでいるようだ。
川端康成・北條民雄・埴谷雄高 ★★★★★
二十年ぶりに本書を読みました。当時は岩波の米川版です。但し第一巻で投げ出しました。
当時私に読めと言った恩師も最近になり亀山版は読みやすいと勧めます。昨年読んだ北條民雄全集でも北條が「いのちの初夜」で得た金で全集を買い求め、死の床でドストエフスキーをむさぼり読みます。北條の師であった川端康成はドストエフスキーと聖書以外は読むなと北條に手紙を書きます。
埴谷雄高の「死霊」の書評を読むと「カラマーゾフの兄弟」が大きく影響しているという。
しょうがない。第一巻を買ってみました。字が大きい。登場人物の名前が整理されている。現代仮名遣い。最近の言葉遣いと単語に置き換えられている。それでも慎重に第一巻を読み終えてから第二巻を買い、そして第三巻を読み終えたところで、残りの第四巻五巻を購入しました。但しさすが大学教授。本編を買うともれなく解説が付いてきます。第五巻は本文は57頁で300頁は解説です。
第四巻の途中から俄然面白くなり、その構成に驚き、130年前の作品とは思えないリアリティを以て迫ってきました。
ドストエフスキーは本作を3年で書き上げたようですが、埴谷雄高は40年費やし未完でした。本書のパロディが「死霊」です。と言ったら礫が飛んできそうですが、「死霊」の方が面白かったです。
でも、本書の幾重もの心理描写は幕末から明治に生きたニコライが帰国した際にドストエフスキーと面会を果たした逸話を知るに及び私に納得は出来ました。
スメルジャコフの心理が印象に残りました。
農奴制が崩れ、初期資本主義が浸透し始めた弱体化が始まったロシア帝国が背景にありますが、普遍的な命題を帯びた大衆小説だと思います。発表当時のロシアでは識字率や個人収入から見て大衆小説ではなかったでしょう。また、また旧訳も大衆小説のつもりで訳したわけではないでしょうが。ロシア語が母国語ではない私は、まるで下手くそな舞台演出には目をつぶります。観客に席を立たれないことが大切です。
友人が現在モスクワに赴任していますが、ロシアの人々は電車やカフェで皆本を読み、本屋で山のように本を買い込み、週末を郊外の小屋(ダーチャ)で読書三昧するとのことです。読書好きのロシア人が生んだ文化なのでしょう。
書店には幾種類もの装丁の「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」があるそうです。
私が友人に頼んでEMSで送ってもらった原書「カラマーゾフの兄弟」はTOM1(384頁)とTOM2(541頁)でした。
豪華なインテリアです。
あんな小説は雪に閉ざされた白夜の民が読む本だなんて切り捨てていた自分を反省します。正直に申します。それでも私は通勤電車で丸1ヶ月はかかりました。
6度目の挑戦でした。 ★★★★★
本書は6度目の挑戦で、ついにもうすぐ全巻完読するところまできました。
学生の時から挫折を繰り返すこと5回、40才の手前になって、この新訳で初めて壁を超えられたような気がします。
いままでは、文章から強烈な魅力を感じると同時に、読んでいるうちに登場人物のキャラの濃さとストーリーの展開の激しさにあてられて、息苦しくなってきて、やめての繰り返しでした。

この新訳は、訳もわかりやすいのですが、字が大きくて行間がとってあって、キツイ話を読んでいても、必要以上に息苦しくならない(過集中しなくてすむ)感じがしました。巻末にある読書ガイドも、息抜きできてとてもよいです。

初めて、ドストエフスキーを読む人、過去に途中で投げ出した人、目が悪い人にもおすすめします。
ウイトゲンシュタイン ★★★☆☆
私の友人で哲学マニアがいる。話題はいつもフーコーやヘーゲルのことばかり。ある時、ウイトゲンシュタインの話になった時、ウイトゲンシュタインは『カラマーゾフの兄弟』を50回精読したという逸話を語ってくれた。私には『カラマーゾフの兄弟』を50回も精読するほどの根性はないが新潮文庫の原卓也訳で2回、亀山訳で1回読み直した。回数を重ねれば読後感が深まるかと思ったがまだよくわからない。ドストエフスキーがそんなに簡単に分かるわけはないんだと思った。これからもウイトゲンシュタインの50回めざして(一生のうち何回読み返せるか分からないが)読み続けることだろうと思う。
面白くない ★☆☆☆☆
 東大教授たちが新入生に進める本の上位常連というので期待したが、単純に面白くなかった。ひたすら冗長で、残ったのは読みきったという達成感だけであった。
 物語としても別段珍しいわけでもなく、人間内面の機微の描き方としても別に驚きはない。また、訳者の妙に高いテンションには辟易させられた。
 その時代にそれが描かれた事の意義を楽しむ、と言う意味での古典として読むべき本であるのかもしれない。古典として楽しむのであればよいが、新たな知見を得るための読書には向かない。
MAJIME書店 ★★★★★
文庫本5冊で2500ページに及びますが、大変読みやすい翻訳のため一気に読み進むことが出来ます。
40年近く前の学生時代に、ロシア語を学んでいた義務感から苦しみながら読んだのが嘘のような楽しい『カラマーゾフの兄弟』でした。
偉大なる作者ドストエフスキーおよび翻訳者亀山郁夫さんに敬意を表し、★5つです。
歴史小説の薦め ★★★★☆
19世紀末のロシア。世界の巨人ドストエフスキーが放った人類史に燦然と輝く巨大な作品。
奥さま書店 ★★★★☆
若かりし頃にチャレンジし敗北(しかも3回ぐらい)。カラマーゾフの皆さんにはやられっぱなしでしたが訳も新たになったのをきっかけに再度チャレンジ!!若き情熱、自尊心、ああ勘違いで妄想、暴走力は低下したものの、今日こそカラマーゾフ家の人々に一泡吹かせようと思いきや・・・(笑)
確かに新訳で読みやすくなりました。しかし所詮訳は訳。相変わらずよくしゃべる、しゃべりまくりの変態さんたちに私の明晰(←うそ)な頭脳もノックアウト状態です。それでもって、ロシア文学は人の名前が覚えにくいことこの上なし。
おばちゃんの年でドストエフスキーは辛いです。自意識過剰な10代後半に読むべし ですな。 
Thooooooory!!! ★★★★★
ドストエフスキーブームの先駆けともなった新訳。非常に読みやすい反面、訳出論争もあり、興味深い。
まんなかすみっこ書店 ★★★★★
新訳とはいえ手強い、という話を聞いていたのでかまえて読み始めましたが、すごく面白いです!これからの展開が楽しみです。クリスチャンは必読、というか、逆に考えるとキリスト教徒に理解し易い物語なのかもしれないです。
負け犬の日常 ★★★★☆
東大の教授が学生に読ませたい本No1らしいです。
ちなみに私がこの本を手に取ったのは、伊坂幸太郎の小説のエピソードに登場するから憧れて。という単純な動機。

人物の名前さえ覚えれば、あとは思っていた以上にスムーズに読み進められました。
三角関係どころの騒ぎじゃない複雑な関係と、文中に何度も出てくる「破廉恥」という言葉が、とても100年以上も前に書かれたものとは思えないほどに新鮮でした。