ライトファンの私にとって今作を手にしたのは何と言っても「Eyes To Me」「go for it!」の収録です。ベスト『GREATEST HITS "THE SOUL"』には未収録だったんですよね。前者はフジフイルムのCMで使われ、その爽やかさをとても魅力的に覚えており、外から眺めている者にとってはドリカムのイメージの大事なピースだったりします。中村氏のファンクの調理法ってこんなに幸せというか明るさを伝えてくるんだなと、改めて素敵だと思いました。勿論吉田氏の音色が宿す美しさの賜ですよね。
一方同様に「go for it!」も1993年という時代を思い出すに欠かせないうたで、かなりメディアで流れていたんですよね。これだけの独特のグルーヴを持つポップスって、当時女性ヴォーカル曲では新鮮だったように思います。吉田氏のリズム感、鳴りの品の良さ、そして滑らかで自在の弧を描く歌声、更に音楽の中のちょっとしたチャーミングさ、ユニークさまで含め、ソウルとJPOPを結ぶ上で最高のヴォーカルが表れた楽曲という印象です。

さて作品はタイトルの通り、心が自然とうきうきするドリカム音楽のエッセンスが楽しめます。大きくグルーヴを掲げて心地よい歌も今作ではたくさん並ぶんですが、しなやかにソウルの鼓動を忍ばせるのが中村氏の編曲の妙だと思います。「ROMANCE」や、「Snow Dance」、「いつのまに（シングルver.）」「夢で逢ってるから」等がそうですよね。更にもっとファンキーな「24/7」では、アシッドジャズにヒップホップ、更にはストリングスまで厚く重ねてビートを強調しているのに重くならず、流れるような仕上がりも印象的でした。

今作はドリカムの中にあるR&Bの本能が大きく顔を出しながらも、ポピュラリティを成立させている絶妙な様が感じれるベストで重宝しています。

このアルバムはドリカムが出してるのではなく
彼らが１５周年というので、今まで所属してた
レコード会社が其々出したものだろ？

確かにこのベストの評価は低くても仕方がないが
ベスト出し過ぎっていうのとはちと違うと思うが･･･。

　最初の１枚組みのＢＥＳＴはもう忘れ去られたという感じですが、
　その後の２枚組みのリクエストＢＥＳＴに大ヒット曲満載。
　その後に、２枚組みＢＥＳＴが発売されてまた２枚組みＢＥＳＴ。
　良い楽曲いっぱいあれば何枚でもＢＥＳＴはできるけどね…
　オリジナルをいっぱい聴きたい。

カーステレオのデッキにディスクを差し込むと、とたんに始まるドリカム節。さんざん耳になじんだ懐かしの吉田の歌声。
ハイレベルな曲を見事に歌う天才歌手吉田美和の声をまた聴きたくなった。衝動に駆られてサウンドを鳴らしてみたものの、やはり耳は忘れていなかった。　もうウンザリだよ　って。
でも、でもでも、一世を風靡したドリカム節には罪はない！
パワフルでハッピーで、声が伸びてるし・・・、ただどんなに優れているものでも、飽きが来るんだよね。

私は、ドリマージュよりこちらの方が好きです。
アップテンポの曲が多いのですが、ドライブなどにもおすすめの1枚です。
最近は聞いていない曲もあり特にディスク２の「Eyes to me」は、久々に聞きましたが、昔のドリが懐かしく感じました。