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アイガー北壁 [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
Amazon.co.jpで確認
右京は見るなよ ★★★☆☆
上映開始3分でその映画の良し悪しがわかるなんてことをおっしゃる方がいるが、本作についてはその法則がまったくあてはまらない。

ドイツ人登山家トニー&アンディがアイガー北壁にとりつくまでの映画前半の出来は、はっきりいって中の下。北壁に初登頂すればベルリン五輪で金メダルがもらえるとか、登頂を取材してなんとか記者として認められたいルイーゼはトニーにひそかに想いを寄せているとか。こんなたぐいの前フリが冒頭から延々と続くのだが、これが退屈きわまりない。

この時点では「こきおろし決定」と心の中で勝手にツイートしていたのだが、クライマックスの登攀シーンに突入するや、映画は突如として呼吸をはじめ、まったくの別物へと変化するからである。初登頂をねらって、トニー&アンディのドイツ人パーティの後を、それほど間隔を空けず別のオーストリア人パーティが追ってくるのだが、このシチュエーションがこの後の展開に大きく影響してくる。

“初登頂成功”なのか“悲惨な結末”なのかは是非ご自身の目で確認していただくとして、登り始めからラストまで、観客にまったく息をつかせない迫真の演出は見事な出来で、このパートだけなら星4.5ぐらいあげてもいいくらい。凍傷にやられ赤黒く変色していく登山家の顔をみているだけで、(『剣岳 点の記』より)少なくとも体感温度は30度低くなるだろう。映画終了後、トイレに駆け込む人の多いこと、多いこと。

片山右京がなぜ友人を置き去りにして富士山から一人で下山してきたのか。登山オンチの人でも、この映画を見ればその理由が少しだけわかるかもしれない。
原題は「Nordwand」=北壁 ★★★★★
各分野(社会状況、新聞社、ホテル、もちろん登山装備や技術、そして登山電車、俳優の表情まで)において戦前の状況がとてもよく表現されており、ノスタルジックな雰囲気が遺憾なく醸し出された秀作である。この映画の醸し出すノスタルジックな雰囲気こそ私がこのDVDを購入した最大の要因である。映画の上映作品でみることができなかったので、PALのDVDを輸入してみた。北壁を登ったことがある人はほとんどいないだろうが、グリンデルヴァルト発の登山電車の車窓からアイガー北壁を仰ぎ見たことがある人も多いと思う。戦前の登山電車も登場している。自身の体験が映画を観る視点をいっそう掘り下げてくれるのではないか。個人的には、恋愛や当時の社会状況なども絡ませたことにより、むしろ映画を重層的にしており評価できる。DVDならではの特典映像は秀逸である。なかでもメイキング映像は、特に山岳映画で「あの場面はどのようにして撮影したのだろう」という映画を観る人の素朴な疑問を見事に解き明かしてくれる。上映作品として観た人もDVDを購入し、メイキング映像を観る価値があるのではないか。詳細は観てからのお楽しみということで。
アイガーとは、こんなに美しいのか。 ★★★★☆

いい映像です。
「剣岳〜点の記」と、よく比較されているようですが、レベルは全然違います。
アイガーの美しさが十分に映し出されています。

登山をするものとしては、その緊張感がよくわかり、大変楽しめた。
見る価値のある映画だと思います。

しかし、あえて言えば、テーマが絞り切れていない感じがします。
山の映画なのだから、恋愛は二の次にしてほしかった。
彼女がいまでもカメラマンとして生きている、という最後のシーンも、アイガーとは関係ない話しだ。
恋人のトニーが「カメラマンとして生きろ」と言ったという前置きでもあればわかるのだが。
彼女の言うメッセージも唐突だ。

本映画には、ナチスやマスコミの対応なども要素としていれたかったのだろうが、こういうのも、まのびするだけだ。
山岳映画に外れ無し ★★★★★
 アイガー北壁に登るまでの二人の男たち。それを利益につなげようとするマスコミ。そして高級ホテルに滞在しながら余興として楽しもうとする富豪たち。1つ1つの描写が丹念に描かれ、厭がおうにも緊張した映像として迫ってくる。メインとなるのは、目の前に立ちはだかるアイガー北壁と、当時の貧弱な装備で登攀しようとする挑戦者たちである。一瞬も目が離せない。ピーンと張り詰めた緊張感で体が硬くなる。事実に即した脚本であるが、演出もよくできている。すごい撮影だ。
「運命を分けたザイル」「運命を分けたザイル2」も素晴らしい映画だった。山岳映画に外れ無し。