ジャイアンツファンなら買って損なし!
それぞれの選手の活躍シーンがDVDで蘇ります。
ただ、もう少し実況も残してほしかったです。そうすれば、あの時の興奮がさらに感じられたと思います。

ファンだから買ってしまうが、子供達が買って良かったって思える作品にしてほしかったですね。値段の割に収録時間が短かすぎます。来年版の選手名鑑と一緒に収録した方がいいんじゃないでしょうか?

懲りもせず（？）本編４２分という“出し惜しみ”は大いに不満。
・・・なのだけれど、優勝に至るまでの絶対欠かせない名場面の収録内容は、０７年Ｖ１盤、０８年Ｖ２盤と比べればずいぶんとマシになった。

亀井のサヨナラ弾３発、坂本のサヨナラ弾２発に藤川撃ち、東野のプロ初完封、オビちゃんのプロ初勝利にイニング４奪三振、などなど、記録に留め記憶に残すべきシーンがきっちり入っている。寺内、円谷、中井のプロ初アーチも収録されており、本人たちには格好のメモリアルになろう。

メモリアルという意味からしてガッカリだったのは、“キャッチャー・キムタク”の扱い。
今後おそらく二度と聴けない「キャッチャー木村」の場内コールと、それに対するライトスタンド・アーミーの一種異様な盛り上がりは収録してほしかった。スコアボードのメンバー表示が「２　木村拓」（“２”はもちろんキャッチャーのポジション番号）に変わる絵は入っていて、これもこれで貴重な“珍場面”だけれど、映像作品であっても音声の記録は相当重要な役目だと思うが・・・。
毎度毎度“後送り”するのもウンザリだが、いつものペースなら来シーズン開幕直前にリリースされる『年鑑』には、ぜひ収録してほしいと願っておく。

先走ってその『年鑑』に期待してしまうと、この優勝速報盤から漏れている、大田のプロ初打席３球三振と、白星には恵まれなかったが木村正太の力投シーン（とくに８月２３日神宮球場の対ヤクルト戦でのロングリリーフ）はぜひ入れてほしいもの。

さぁ、感動の名場面をあらためて味わいつつ、今年こそは“三度目の正直”で日本シリーズ制覇盤も楽しめるように、期待して応援を続けよう。