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ダライ・ラマ自伝 (文春文庫)

価格: ¥660
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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チベットの歴史 ★★★★☆
チベットの近代史を知るには最適な本。もちろんチベット最高指導者の視点ですが。
宗教者だけでなく政治家としてのダライ・ラマを心から尊敬します。
ダライラマを心から応援する ★★★★★
最近ダライラマが新聞に取り上げられていて気になってこの本を読んでみた。
神聖なチベットを抑圧し続ける中国に激しい嫌悪と憤りを覚えた。
どれだけ中国が自分本位で残酷かという事が具合が悪くなる位わかり何か企んでそうで怖い国だと思った。ゆくゆくは中国というものは自らのカルマによりとんでもない事になるだろう。
どんな想いで長い間チベット人は生きてきたのだろう私たちに力になれる事はないか?
今世界全体が高次元へ移ろうとしているらしい。それによって様々な問題が摩擦し浮上している。
ダライラマを始めとするチベット人達は物凄い人生を生きハンパじゃない魂の修行を積んでいると思った。
生易しい与えられた私たちには到底耐えられないだろう。
チベットの完全なる独立と自由、世界の平和を祈る。
FREE TIBET! ★★★★★
久しぶりに感動した本です。

ダライラマの奇跡的なバランス感覚に脱帽です。

経済的に他国を席巻しつつある中国ですが、やはり共産圏は怖いと感じました。

私もそうですが、チベット問題についてもっとみんなが知るべきだと思います。

その他、モンゴルなどの地域についても知りたいとおもう本でした。

ダライラマはもはやカリスマ化している昨今ですが、彼の自伝ではあくまで人間なのだと等身大の自分を表現しているところに非常に好感が持てました。

中国をはじめ世界中の人に読んでほしい良書です。

日本でも教科書の中で取り上げるべきです。

FREE TIBET!!!
苦難の中で培われた温かさ ★★★★☆
 本書は、1935年チベット北東部に生まれ、5歳で第14世ダライ・ラマとして即位した人物が、ダライ・ラマとチベットの「真実」を公表するために、1990年に刊行した自伝の邦訳である。チベットは歴史上独立国家であり続けたが、1950年以降建国直後の中華人民共和国の人民解放軍によって事実上軍事占領され、中国の一部に編入された。中国政府はそれ以後チベット人とその文化を抑圧し続け、1959年の武装蜂起を機に、著者はインドへの亡命を余儀なくされる。中華人民共和国加盟前の国連総会でも数度にわたってチベット問題に関する決議案が採択されたが、中国は政策を変えず、開発、民族運動の弾圧、中国人の移住を奨励し、大量のチベット難民を生み出している。著者はこの中国政府の非道を国際社会に訴え、難民の生活維持に配慮し、非暴力を掲げつつもチベット人が暴力に走らざるを得無い事情にも理解を示しつつ、和平五項目(平和地帯化、移住政策の廃止、基本的人権と民主的自由、自然環境保護と核の排除、話し合い)を提案し、1989年にノーベル平和賞を受賞した。本書は、当事者の回想であるために、体験が具体的に語られているという長所を持つが、他方でそれゆえの偏りもあるだろう(著者がどれだけチベット全体を代表しているか等)。また著者は諸宗教の共存、科学と宗教の調和、民主主義への共感を表明する開放的な人物であり、敵味方を問わず個人の人格を尊重する立場である(共産主義思想や中国人一般に対する見方も、必ずしも厳しくない)が、本書では仏教僧にしてチベット代表としての立場が全面に出ており、社会科学的分析は欠如している。とはいえ、本書からは著者が苦難の中で培った温かい人柄を読み取ることができ、またチベットの社会やダライ・ラマの等身大の姿が分かる。
チベット、中国、そして仏教思想までわかる名著 ★★★★★
決して格調高い名文ではない。それは、訳がちょっと良くないということもあると思いますが…。
著者はしがきに「時間的制約があっていきなり英語で書くことにしたが…、微妙な言い回しが、
思うように正しく伝わらない懸念も十分承知していた」とあり、母国語ではない英語で書かれた
文章を、これまた英語の授業の翻訳みたいな感じで訳されているので、少々残念です。
しかしそれでもなお、猊下の情熱、確信。また猊下をどこまでも慕うチベット人民の宗教心の篤
さが十分伝わってきて、心を動かされるばかりです。
北京五輪直前にチベットで暴動が起こったことをきっかけにこの本を読み始め、五輪期間を通じ
て少しずつ読みました。
中国という国に関する情報は、この本に十分著されていますし、五輪をきっかけに各国メディア
を通してかなりの報道がなされ、私たちもずい分中国のことがわかってきたと言えるでしょう。
それは、「控えめに見ても、ちょっと理解を超えるなあ」と表現して差し支えないと思います。
しかし猊下は世界を代表する仏教者として、理性的にかつ抑えたトーンで中国を心配し、チベット
人民にどこまでも慈愛を運び、根気良く粘り強く活動を継続してきたし、それはこれからも変わら
ないでしょう。
キリスト教でも「右の頬を打たれたら、左の頬を」と言いますが、長い歴史の中でどうであったか。
仏教者である猊下は一貫して非暴力、寛容を説き、ぶれることがありません。
チベットと中国の関係、猊下の人柄のみならず、仏教の根本思想まで理解できる名著です。