はっきり言おう。
このラスト曲クミコ的「ラスト・ダンスは私に」をいれるならタイトルに越路さんの名前を入れてはいけないと。
これを入れてしまったら愛の賛歌を岩谷訳にした意味などないではないかと。
ライブや収録曲に明記されない隠れナンバーや、タイトルに越路の名がついていなければまだ許せたがそうじゃ無いのだ。
タイトルで越路を歌うとあるのにこの一曲に限り何処にも越路がいない・・・。
こんな「ラスト・ダンスは私に」に越路の名をあてるなどあつかまし過ぎると思った(しかもトリだ!!)
人様の名前をしかも故人である方の名前をタイトルに使用するのであればもっと慎重に熟慮してCDの構成をしろと言いたい。
単品で聴けば大変にカッコイイ曲なので本当に残念である。
早速 アルバムを買ってきた。
お目当ての曲はちょっと違ったけれど、
その曲以外は毎晩聴きたいほどの魔力がある。
夜中に心淋しい時、そして人恋しい時に聞きたくなる。
中でも
・ちょっとおたずねします
・家に帰るのが怖い
・忘れたいの
・愛の追憶
・アプレ・トワ
・ジジ・ラモローゾ
が好き。
選曲もアレンジもとてもいい。
越路さんが大人の女性として輝いているその姿を見上げていたのに、
何時の間にか時が過ぎて、
越路さんの曲の詞が心に沁みる年齢になった。
過ぎてしまった時間が懐かしくて、せつなくて、
そんな日々を思い出させてくれるこのCDはうれしい。