このCDは「VOCALOID2」というｿﾌﾄによってボーカルが作成された楽曲が収録されています。

VOCALOIDといえば独特な機械音声を思い浮かべ、嫌悪を覚える人もいるかもしれませんが、
toy boxに収録されている曲は非常に歌声が安定しているので聴きやすいです。

ですので今まで避けていた人もこのCDを手にとってみて欲しいです。

また、ニコニコ動画という動画共有サイトでも収録されている曲を聴く事が出来る
のでよかったら検索してみてください。

ちなみに、私のオススメは「scene」と「message in our silence」です。

自分はこのCDを店頭で見かけて衝動買いした。
ジミーは元から大好きだし、アルバムにも大いに期待していた。

そしてその期待は、非常にいい意味で裏切られることになった。

「BEAT!」と「Toy Box」以外の全ての楽曲において手が加えられている。
この事に気づいた瞬間鳥肌が立った。
一体どれ程の手間をかけてこのアルバムを作ったのか……そう思うと、彼を尊敬せずにはいられなくなる。

ジミーの調声は、どの曲においても非常に「自然」である。
人に近いというだけではない。人が歌う際に自然と零れる感情、それがミクとルカ(ジミにも)の声にある。
ストレートでスッと心の中に入ってくる歌詞も相まって、非常に心地よく聴けるアルバムである。

自分のお気に入りを挙げたいところだが、どれもが素晴らしく自分の好みで絞りきれない。

このアルバムは敢えて「VOCALOIDを知らない、好きではない」人にこそ聴いてもらいたい。
彼女らに対する先入観が、悉く打ち破られることだろう。

ジミーの曲を知ってる人には勿論、知らない人にもオススメできます。
ニコ動にうｐされているままではなく、ＣＤ用にリテイクされているので、全て知っている人にもオススメの1品です。

(1)時に、「聞き取り易い」ミクボイスの調教を行い、リスナーにしっかり
　「聞いて貰おう」とする調教師が居る。

(2)時に、「聞き取り難い」ミクボイスの調教を行い、リスナーにそれっぽく
　「聞かせよう」と強引に押し付ける調教師が居る。


One Room氏は前者(1)であると確信する。

このＣＤの宣伝文句であり、帯にも書かれている

〓ミクが歌う意味、そして原点〓

それはこういうことだと思う…。

本当にこのアルバムは"クリア"そのものです。
OneRoomさんの透き通った楽曲が聞いていてとても気持ち良いですし、癒やされます。

また、ジャケットと歌詞カードも楽曲とピッタリあっていて素晴らしい!


お気に入りの一枚です!