ジェリー・ ブラッカイマー制作という事で期待しましたが、期待はずれでした。　いきなり失踪から始まって、たいした捜査も無しに解決されてしまうので、CSI （ラスベガス)、クリミナル・マインド、クローザーのファンの私にはとってもつまらない物に感じました。　取りあえず、吹き替えで見た印象ですので、原語でみたら印象が少しは変わるかもしれませんが、吹き替えで大阪弁でしゃべる捜査員がいるのも感心しません。　FBIは広域捜査が原則で、警察の依頼がなければ捜査権は無い筈なので、番組の設定自体にも疑問が湧きます。　買って見る程の物ではないと思います。

質の高いヒューマンドラマという感じで私は大好きです。

失踪者を探していくうちに、失踪した人の過去の様々なことが明らかになっていく。出演者も最高です。

さて、パッケージですが、1枚のDiskに4話収録、12話が３枚のDisk収録されており実にコンパクト、わずか15mmのパッケージ。他の映画やDVDのCMのいっさいなし、いきなり本編。英語学習者の気になる英語字幕もあり、また話されている英語はきれいです。

Season1とseason2をそろえても、お値段も場所もとらず最高で、私は時期をおいては何度か見直してます。season3と4は、以前待ち切れずに海外版を購入しました。season5、海外版を購入するか検討中です。

はっきり言って地味です。映像、キャスト含め全部。
しかし・・・だんだんそこが良くなってくる不思議。

デカい声だと何をしてても聴こえる。
小さい声だと耳を澄まさないと聴こえない訳で。
そしていつの間にか集中して入り込んでしまう。

こういうの嫌いじゃないです。

人ひとり姿を消すには何がしか理由がある。扱われている事件は24ほど荒唐無稽でバタバタしたものではなく現実的でむしろ上質なヒューマンドラマといった趣です。日本のドラマもバラエティもアホらしくて観てられないしじっくりと落ち着いて海外の質の高い作品を楽しみたいという人にはもってこいの作品です。なんたってこの値段ですし。昼食代一食分で海外ドラマワンクール丸々手に入る訳ですからまさに夢の様です。特典も未公開映像と一話だけですがコメンタリーもつきますし必要にして十分です。ただ個人的に関西弁の吹き替えには非常に違和感を覚えてしまいました。それが気にならない方は何の問題もありません。

失踪者の捜索を専門とする（実際には存在しない）FBIの捜査班を主人公とした番組である。
第1話を観たときには随分と地味な番組だなあと少々不安に思ったのだが、観続けていくうちにその内容にグイグイとひきこまれ、第1期の最終話を観終えたときには、完全に虜になっていた。
傑出した作品だと思う。
この作品の特徴は、その多面的な人間描写にある。
捜査がつづけられていくなかで、それまでに隠蔽されていた失踪者の側面が徐々に明らかにされてくる。
失踪者をとりまく関係者との対話が進められていくなかで、彼等の視点に映じていた独自の姿が紹介される。
そして、それらがまとめあげられるなかで、失踪者は、多面的な側面をもつ人間として浮き彫りにされてくるのである。
そこに明らかになるのは、人間というものが、常に「マスク」を纏いながら生きざるをえない存在であるということである。
必然的に、そこには、他者の目に触れることなく、孤独のなかに棲息する悲しみの歴史が生まれることになる。
この作品は、そうした多面的な人間理解に視聴者を誘う成熟した視点をそなえている。
そして、そこにこの作品のスリルがあるのである。
こうした人物描写を基礎付けるのが、アンソニー・ラパリア（Anthony LaPaglia）をリーダーとする捜査班の知性と慈愛に溢れるまなざしである。
練達の俳優による捜査班の優れた人物造形は、失踪者の多面的な描写を可能とする容器としての役目を果たし、作品を単なる刑事物語を超越する真に良質な人間探求のドラマに高めることに成功している。
あらためてハリウッドのTV番組の水準の高さを実感させられる作品である。