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やめる!―年収崩壊時代を勝ち抜く方法

価格: ¥880
カテゴリ: 単行本
ブランド: アスペクト
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新しい働き方のヒント ★★★★☆
経済が低迷し年収崩壊時代を迎える中で、これまでのような金や出世や名誉などをひたすら求める生き方(見栄をはる生き方)を止め、人間らしく生きようというのが本書の趣旨。
こうした考えが支持される背景には日本がここ数年で金持ち礼賛主義になってきており、それが必ずしも幸せに結びついていないからであろう。
確かにかつては金持ちというだけで尊敬されるといった風潮は極一部の業界などに限られていたと思うが現在では生き様や努力の有無などは二の次で金を持っている人間が称えられたりする傾向が目立ち過ぎる(むしろいかに努力しないで金を得るかという知恵が歓迎されている気がする)。

特に印象に残ったのは「会社」をやめる(第4章)という章。これは賃金格差が欧米比小さい日本のサラリーマン社会の中で、家庭も健康も犠牲にして出世競争というラットレースを止めようということである。
また、「自分探し」や「マニュアル」を止める生き方など、随所に共感できる内容があった。

森永氏はそもそも個人的にはあまり好きなタイプの人間ではないが、本書は一度きりの人生を大事に生きるヒントが満載である良書であった。
1時間程度で読了できるため、がむしゃらに働いている一方で虚しさを感じているサラリーマンには強くお薦めしたい。
亭主関白はやめて、自分の頭で考えて生きていこう ★★★★★
年収300万円でもちゃんと暮らしていける!と高らかに謳って
ブームを引き起こした筆者。私はけっこう好きでした。

筆者も経験した「ちゃんとした会社を辞めるときの恐怖感」に共感する人も多いのではないでしょうか。
だから、会社は辞めずにしがみつけ、という主張を繰り返し書いていたのですね。
でもここでは再び「人間らしい暮らしに戻る方が、幸せかも」と主張しています。

会社に忠誠を誓い、自分を犠牲にして病気になる寸前まで働かされたあげくリストラ、賃下げはやっぱり悲しすぎます。
この本は若い人向け、と感想を述べられた方、身動きとれなくなってませんか?

人生一度きり、マスコミや世間に踊らされずに
したいことして生きていきましょ。見栄をはるのをやめましょ。っていうか、もう見栄はれませんね。
だけど、妻子とローンをかかえて、高校生と同じ時給で働くのも悲しい。
はたして、それが人間らしい暮らしなのか。遠吠えにすぎないのでは。そんな読み方もできるでしょう。

ここ数日、新政権の脱アメリカべったり路線を見ていると
「アメリカ追従をやめる」「日米比較をやめる」の見出しが並ぶこの本が、ちょっぴり予言の書めいてきました。
幻想、虚構の人生から、自分らしい幸福、生き方への転換 ★★★★☆
副題にある「崩れゆく時代」を「生きのびる」ための「新常識」。
この3つのキーワードは秀逸で、森永氏の本書の核心をうまく表しています。

正しいと信じ込んできたすべての「常識」(神話、信仰)が崩壊し、
価値観の大転換を求められる昨今に、森永氏が送る、目からうろこの
新常識。これはおもしろい、と同時に、実用的な視点がたくさんあります。

特に単一的価値観、「いい学校を卒業して」「いい会社へ入って」「まわりと
仲良く」「まじめに働いていれば」「年功序列、右肩あがりの賃金、終身雇用、
横並び」で、そこそこの定年後のまっとうなくらしが「ほぼ」保証されていた、
そんなサラリーマンが支える、古きよき経済主導の日本システムは、完全に
崩壊しました。

それに代わって、自分の価値観、多様な世界観、多様な人生観、多様な生き方、
カネがすべての幸福をもたらすという、誰もが信じて疑わなかった幻想、虚構
をいったん捨てて、中心の価値観を自分の幸福感の再構築からはじめること
をすすめる、森永氏渾身のエッセイ。

よく、絶頂期を過ぎても、国民が幸福に暮らす国として、
日本の先をゆくモデルとしてイギリス(イングランド)がとりあげられますが、
本書で森永氏がモデルにしているのがイタリア。中小企業が多数を占める
けれども、大量生産大量消費システムとは反対のブランド戦略で成功する
この国の国民は、実はラテン系でも、高い生産性を誇る働きものの国であった。

暗に、米国至上主義、米国追従盲信主義を批判し、世界には、世の中には、
日本には、あなたの身の回りには、あなたが気づかない、こんなにも多様な
価値観、多様な生き方、生活がある、ということを説いています。

会社に人生を預けず、自分の好きなことをして食べていけるようにするための
ヒントも満載のお薦め本です。
素晴らしい! ★★★★★
素晴らしい内容!
共感することだらけです。
基本的に森永氏の考え方は前から好きでしたが、
この本を読み、改めてその認識を強めました。