幕末が舞台の主水シリーズ第2弾
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DVDは、貢が仕留人になったばかりの2話と、主水いわく「本物の仕留人」になった19話が収録されていて、殺しの道具もバチと矢立てが見られるので楽しめると思います。主題歌「旅愁」は、必殺シリーズ中、最もヒットした曲で西崎みどりさんの初々しさが素晴らしいです。
石坂浩二の中村主水に期待する
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必殺シリーズの中でもっとも好きなキャラです。
愛する女のために蘭学の志を捨てた。労咳に侵された女のために殺し屋稼業をはじめる。しかし、殺し屋同志の抗争で殺されてしまいます。
飄々とした石坂浩二の演技にいいしれない哀愁が漂います。
収録されているエピソードは、プロの殺し屋になれない糸井貢が、旧友のためにプロの凄味を見せます。
インタビューで中村主水をやりたいとのこと。石坂版中村主水、大いに期待します。
才人で、知識人で、腕が立つが、うだつが上がらず人生を終わろうとしている中村主水を、見てみたい。
水戸黄門役では失敗しているが、今度は成功するような気がする。
不況の世の中に仕留人が再び
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必殺シリーズ第4弾『暗闇仕留人』 奥が深いドラマですね〜
放映年が昭和49年、オイルショック時。不況で閉塞感漂う
現在の雰囲気にも近いでしょうか。何故だか不況のときのテレビ
時代劇は幕末モノが支持される傾向にあるのも共通している。
「勝海舟」「龍馬伝」等。幕末の人物の生き様に、視聴者は陽を
求めて共感してしまうのだろうか。仕留人の糸井貢や中村主水、
そうした世の荒波にもうたれながら仕置稼業に走っていく姿は
ギラギラしていてる。
そして、また今年も必殺仕事人2010なるのが放送されるみたいだが、
中村主水はもういない。でも昔のフィルムのなかで限りなく主水は
生きている。収録されている2話は、いかにも必殺らしい喜怒哀楽
が内包されている話。そしてヒット主題歌の「旅愁」に最後は癒さ
れる。幕末の仕留人よ永遠に〜!