ガッシュの声はあっていた。原作の方がやはり面白いです。

もともと、「金色のガッシュベル!!」というアニメは人気の高いデジモンシリーズの「つなぎ」として作られたアニメです。
この時点で問題ありなのですが、加えて収録話数の少なさ（某アニメでも2話収録がありますがこのアニメとは作画に差がありすぎる）、作画の質の悪さ、脚本の強引さが目立ち原作にも悪影響を及ぼしています。
ただ、アニメから原作に入った方もいるでしょうし、一概にアニメを否定はできません。原作の話が忠実に再現されてる回は、手に汗握る展開や泣かせてくれる展開が待ってます。
それでも、脚本家が原作を理解していない、作画があまりにひどい、原作設定を改変するオリジナル話などの悪い点を理解することも必要なのです。

第一話、ガッシュの「清麿が何をした!学校に来なくていいのはオマエの方だ!これ以上私の友達を侮辱してみろ!」の言葉に、思わず涙が出てきてしまいました。そしてそこに続く、じゃあどうして高峰は来ない!?の金山の言葉のあとに、スズメちゃんまで一緒になって、ああ!(笑）。まぁ、ここらへんが、ガッシュベルのおもしろさの核の部分ですね。大好きです。ベリーメロン!

原作を読んでいても、第一話でガッシュが清麿の部屋に突入する
シーンはやっぱり衝撃的です。ほんといきなりです。

魔界の次の王を決めるために、人間界に放たれた魔物達。その中の
1人であるガッシュは最初はまだまだ力は弱いのですが、悪党にも
果敢に飛びかかっていく勇気を持った強い子です。普段は遊びが
大好きで、寂しがりやなところもかわいい。

呪文が炸裂する戦闘シーンは、アニメならではの迫力があって
見物です。
初めは誰とも口をきかず、自分の殻に閉じこもっていた清麿が、
ガッシュとの出会いによって少しずつ変わっていく様子も
面白い。勇気、友情、成長・・・熱いものがぎゅっと詰まった
オススメの作品です。

　このＤＶＤを原作コミック１巻を参照しながら見てたんですが、ナイス！アニメ化ですよねー、「ガッシュ」って。
　まず、何と言ってもオープニングがいい！これを見ただけで制作スタッフが「ガッシュ」の持つ楽しさ、熱さ、カッコよさをつかんでいるなって思えます。ナイス！オープニングです。
　お話の方は、アニメでしか出て来ない（ですよね？）キャラクターの窪塚泳太とハイドを登場させたり（私には、泳太ってもう一人の清麿って感じがします。）、銀行強盗の話を細川とレイコムの話に置き換えて後の話と繋げたり、シェリーとブラゴが第１話から、カマキリジョーが第２話から登場したりと、いろいろ原作を脚色してありますけど、いずれも今後の展開を踏まえたものなので、ナイス！脚色です（ちょっと変になってるところはあるけど、まあ良し）。
　エンディングもいいですよね。重要なキャラクターなのに本編にはあまり登場しない（できない？）シェリーの心情を反映した作りで、これまたナイス！エンディング。
　そして、キャラクターの声。これもいいですねー。ガッシュと清麿がハマリ役なのは言うまでもないとして、鈴芽はねー、あの声のおかげで原作より数段可愛くなっていると思います。ナイス！声優、と言わせてもらいましょう。
　というわけで、ＤＶＤ「金色のガッシュベル！！」第１巻は、ナイス！ＤＶＤです。