インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

究極の鍛錬

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: サンマーク出版
Amazon.co.jpで確認
生き方を考えさせる深い本 ★★★★★
伝統芸能や伝統工芸の世界で世襲にも拘らず
なぜ人間国宝級の人たちが生まれてくるのか
その理由がわかります。

スポーツや一部の芸術の世界では
これから読者が究極の鍛錬を実施して
「偉大な業績」をあげるのは難しいですが、
ビジネスの世界などでは
年をとっていても
充分に巻き返すことが出来ることがわかって
勇気付けられます。

それと同時に
世間的な家族との幸せなどを
捨てる必要があることも分かり
考えさせられます。

事例として挙げられていた
ボルガー三姉妹
(教育心理学者がチェスの天才を意図的に作るために
 自分の娘3人に教育を施し、
 3人とも世界クラスの選手にした事例)
が自分の家庭を作ることを選び、
世界チャンピオンにはなれなかった
ことや

イチローや石川遼の親が自分の人生を
子供のためにささげたことなど
を考えあわせると
色々と考えさせられました。
たいへん示唆に富む本。本書を読んで実行するひとにはかなわない。 ★★★★★
ざっと読むと「努力にまさる天才はない」といったことが読み取れます。
今の社会風潮は、楽して成功しよう、といったものが多いですから、
これを膨大なデータや研究に基づいて示しているだけでも大変な価値があると思います。

ノーベル賞受賞者の年齢がどんどん上がっていること、スポーツの世界記録が次々更新されていて、
昔の世界記録は今の高校生でも出せるようになっていること、その他の興味深い事実が何を物語っているかを
分かりやすく分析しています。

本書の内容は研究成果の紹介と分析であり、ひとによっては読むのが七面倒くさく感じられるかもしれません。
しかし、じっくり読むほどに素晴らしい示唆が山のように盛り込まれています。
自分の能力向上や子育てにも、とても役立ちそうです。

知識よりも思考力・推論力などが大切だというのが今の風潮ですが、
「知識にこそ、力の源泉がある」ということを明確に示してくれています。
想像性を発揮するには、知識があればあるほどよい、というのが結論づけられています。

ほかにも内的動機を高める方法など、貴重な研究成果がこれでもか、というほど盛り込まれており、
ハウツー本をたくさん読むより、本書をじっくり読むのがお勧めといえます。


もったいぶりすぎ ★★☆☆☆
前半部が本題へ入るまで長すぎで時間稼ぎとしか言えない。もっと端的に、ポイントをこのような本は書くべきだ。
もちろん結論も単純すぎる。
継続は力なり! ★★★★★
一言で言うと「継続は力なり」ということを、様々な例をあげ、論理的かつ科学的に説明している。原題の"Talent is overrated"(才能ばかりが注目され過ぎている)が筆者のメッセージをうまく伝えている。その道で一流の域に達するためには、「良く検討された意図的な訓練を10年間で1万時間(1日3〜4時間)続けなければならない。これはとても辛いことであり、常人には継続できない。継続できる人は、本当にそれが好きで(内発的に動機付けられていて)、本人の価値観にもあっている。そして訓練をすることで、自己効用感を感じられる。累積訓練時間が重要なので、人より抜きん出るためには早く(幼少の頃から)始めるか、大人になってから始めるなら、他人が選ばないようなニッチな分野を選択すべき。人は快適なエリア(Comfort zone)から抜け出して、成長し続けられる学習エリア(learning zone)に自分を置くべき。」
昔から両親から「努力することが大事!」と言われてきた世代の自分にとって、このメッセージは受け取りやすく、安心する。どの分野でもその道のプロとして注目を集める人々は、陰では途方もない長く辛い訓練を続けてきた。その継続する力こそが才能なのだろう。
最近、マーカス・バッキンガムに傾倒していたので、仕事をする上で、いかに自分の(または部下の)才能を活かすか、今やっていることと自分の才能を結びつけるかなどの問題に心を奪われていたが、才能を本当の意味で活かし開花させ、偉業の域に持って行くためには、辛く長い道程を超えなければならないと、覚悟させられたと同時に、誰にも可能性はあるのだと、安心した。中年になってもまだまだこれから何でも挑戦出来るしすべきだと、背中を軽く押してもらった気がする。
努力、才能の二元論で語るべきではない ★★★★★
 著者であるジョフ・コルヴァンは なぜ偉業を達成する者とそうでないものがいるのか。著者はこの謎の答えを「努力」「才能」で語るべきではないという。この「究極の鍛錬」は見出しを一見すると、現在巷にあふれているいわゆるサクセス本、啓蒙書の類のようである。モーツァルト、タイガー・ウッズ、ビル・ゲイツ、ジャック・ウェルチ、ウォーレン・バフェット。彼らのようになるには?
しかし、良くあるハウツーものとは一線を画する内容であるが、ここに書かれているその方法とは、「誰でも」「楽しく」「簡単に」できるものではない。
「究極の鍛錬」は、精神的にとても辛く、あまり面白くないものであるという。そして、実績向上のために特別に考案されたトレーニングを行うこと、何度も繰り返すことができるものであること、そして師に恵まれその結果に関して継続的にフィードバックを受けることが出来ることが必要であるとしている。
著者は、「グローバルな情報をベースとして相互に地球規模での結びつきが強まった経済においては、企業も個人もよりいっそう世界最高レベルでの競争をしなければならない。真に偉大であることの報酬がますます高まり、世界クラスと比べ、劣ることになればその対価は、ますます高くつくことになる。」と、特にこの現代が、偉業をなすことを求められる時代であるということを主張する。
「究極の鍛錬」とは、成し遂げられた偉業から研究によって見出されたノウハウであり、我々を、時として人々に絶望や諦めをもたらす「努力」「才能」という二元論的考えから救い出す「事実」であり、この一種の「泥臭さ」は現代の人々にとって福音となりえるものだ。(ルーデンス)