LIVE IN JAPAN [DVD]
価格: ¥2,500
日本人は、「jump, jive, an' wail」という言葉が実際に意味するところを知らないかもしれないが、ロックすることなら知っている。ブライアン・セッツァーにも同じことが言えそうだ。2001年のツアーの東京公演を記録した本作では、彼が全20曲・80分間にわたってロックしまくっている。かつてストレイ・キャッツのギタリスト兼シンガーだったセッツァーと、ホーンが充実したオーケストラによる「スウィング・ミーツ・ロカビリー」なサウンドは、ダイナミックでエキサイティング。観客の様子を見ていると、最初の1音が鳴ったときから大はしゃぎしている。「In the Mood」を始めとするスタンダードから、「Rock This Town」のようなストレイ・キャッツの人気チューンまで、幅広い選曲となっており、セッツァーの超絶的なソロ・プレイをたっぷりと楽しめる(彼はトリオ・プラス・ソロという形式での演奏も披露)。しかし、単なるワンマン・ショーに終わってはいない。バンドがステージ上で見せるひょうきんな仕草が、このショーを見ても聴いても楽しいものにしているのだ。DVD特典として、短いツアー・ドキュメンタリーを収録。さらに、「Caravan」と「Sleepwalk」の2曲は、DVDリモコンの操作で複数の視点から見ることができる。さあ、みんなでロックしようぜ! (Sam Graham, Amazon)