ワーグナーの傑作の一つ
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中世の伝説に元ずく物語で、ヴェーヌスの愛欲におぼれた騎士タンホイザーの魂の救済の物語です。
1989年のジュゼッペ・シノーポリの指揮でバイロイト祝祭劇場で演じられたものです。タンホイザーにリチャード・ヴァーサル、エリザベートにチェリル・ステューダー、ヴォルフラムにヴォルフガング・ブレンデル、ヘルマンにハンス・ゾーティンという実力派が演じています。ワーグナーの孫であるヴォルフガング・ワーグナーの演出でバトロイトでの演出様式を忠実にこなしています。
1845年にドレスデンで初演された「ドレスデン版」を使用しており、ワーグナーらしい楽曲とアリアが期待を裏切らずに演奏されます。
DVD&Bookの特徴で、詳しい解説が本書に書かれていますので鑑賞には最適なものです。