美女と野獣、サウンドオブミュージックなどが特集されています。
★★★★☆
本とDVDに分かれていますが、舞台を見るだけでは分からない発見がありました。四季ファンにはお勧めできると思います。
本は、(1)東京・大井町にオープンした四季劇場「夏」のこけら落とし公演「美女と野獣」、(2)四季初登場の「サウンドオブミュージック」、(3)昨年から横浜で公演されている「キャッツ」、(4)定番の「ライオンキング」が特集されています。
「美女と野獣」は舞台裏や衣装、小道具などが紹介され、野獣役(トリプルキャスト)の福井さん、飯田さん、佐野さんのインタビューが掲載されています。
「キャッツ」のトリビアには、思わず、へぇーと思うものもあります。その中でネタばれですが、ゴミの中に2つだけ正確に時を刻む時計があるそうです。24匹のジェリクルキャッツも写真入りで紹介されています。
その他の演目(オペラ座の怪人、ウィキッド、アイーダなど)は1頁か2頁しか紹介されていません。
DVDは、(1)「美女と野獣」の舞台セットを京都から東京に移設するシーン、(2)「ライオンキング」のパペットやスカーのマスクの動かし方、(3)「エルコスの祈り」の全国公演の様子、(4)四季芸術センターの様子 です。
「エルコスの祈り」は、「こころの劇場」として全国の子供たちを招待している演目です。公演場所が変わるので、朝から準備を開始し、洗濯機も他の荷物と一緒に移動して現地で衣装を洗濯し着ているという紹介があり、改めてキャストやスタッフの皆さんの苦労が伝わってきました。
「四季芸術センター」は一般の人は見学できないので、貴重な映像かと思います。センター内には、キャストの健康を考慮し食堂もあるそうです。