パート1も好きならこれも
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元モット・ザ・フープルのキーボード奏者であり、チェリーレッドからもアルバムを出していたモーガン・フィッシャー氏による都市生活者のための音楽パート2。こちらは水をテーマにしているが、パート1が好きな人なら間違いなくこれもOK。パート1に水の音が加わったそんなイメージをして頂けたら分かると思う。
モーガン・フィッシャーは親日家であるが、都市生活というのは、東京でありロンドンでありニューヨークかもしれない。そういった大都市の静まり返る瞬間、もしくはそこだけ静かな空間というものを彼の音楽は奏でている。音楽性は全く違うが、同じく親日家として知られるモーマスと同じように、猥雑な大都市のなかで、隣の人の顔も知らないような現代の資本主義社会に対するアプローチという意味では共通点を感じてしまう。氾濫する情報で何を大切にするかは個人なのだという視点も似通っていると追う。