湘南乃風やケツメイシの大蔵をフィーチャーしたナンバーでは、ロックバンドで表現するラガマフィンの新鮮さを、前述のラッパ我リヤやUZIらを迎えたナンバーでは、いづれ劣らぬ“街の詩人“たちの硬質な意志を表現。MOOMINやLeyonaとのヴォーカル・オリエンテッドな曲でのアレンジ力の高さには脱帽だ。これだけのゲストを迎え得た理由は楽曲そのものが証明している。中でも白眉は、本作の性格を強く匂わすMONGOL800のキヨサクとの共演「輪」に尽きる。(石角友香)