初学者向け
★★★★☆
CVMって何?というレベルでも読めます。
複数の方法論を示しながら長所・短所を説明している点、最低限のサンプル数など具体的でわかりやすい本です。
データの解析にはこれ一冊では難しいが、コンパクトにまとめられている
★★★★☆
本文はとてもわかりやすく、小難しい数式などを極力排除された形で書かれている。それに対して、巻末の注は解析する際に必要な数式や統計的な側面の解説が書かれており、初学者が学びやすいようになっている。また、実際に使用されたアンケート用紙がついているのもよい。
ただし、実際にCVMを行い、データ解析を行う場合は、巻末の注に書かれている文献などをさらに読み進める必要がある。
地球環境の価値は計測できるか?
★★★★★
21世紀最大の課題の一つである地球環境保全に対して経済的な立場から取り組んだ一冊である。本書で取り上げられている手法は仮想市場法と呼ばれており、環境の価値をお金という単位で計測するという画期的な手法である。今後、日本においても大ブームを巻き起こすであろう。本書は、これまで培われてきた理論的モデルおよび統計手法等について初歩的なところから書かれてある。学部生から研究者まで幅広く読まれるであろう。
感想
★★★★★
近年、環境評価分野等において注目を集めつつあるCVMを平易に説明している。CVMの利用を考えている実務家・大学関係者等におすすめのマニュアルである。