ピーター・パン2 ―ネバーランドの秘密― [DVD]
価格: ¥2,940
ディズニーが製作したほかの古典の続編とは違い、1953年版の『ピーターパン』の続編は劇場公開された。第二次世界大戦の影響で、ウェンディの娘で思春期直前のジェーンは現実主義的で、ロンドンがぼろぼろなのだからおとぎ話や遊びは必要ない、と言い張るような娘になってしまった。フック船長はジェーンをウェンディと間違えて誘拐し、ピーターパンに復しゅうするため「右から2番目の星(ネバーランド)」に戻る。残念なことにこの映画では、この新しい筋をふくらませておらず(ロンドンでのシーンの方が感情に訴える衝撃を持っている)続くのは薄っぺらいオリジナルの焼き直しだ。プラスの面としては、賢いタコがあの変わりばえのしないワニに取って代わったこと、そしてジェーンが堅実で現代的な女性の模範と言える人物だと分かることだ。ストーリーがピーターパン自身のように「成長しきってない」ものの、4~9歳でオリジナルを見て育った子どもたちは、この冒険の数々を楽しむことだろう。(Doug Thomas, Amazon.com)