荒涼とした空間を構築
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これはストナー系になるのでしょうか。
最初数分、モノ・トーンのジャケットそのままのノイズが続き、のったりとしたテンポのリバーブ・ドラムと太く硬いベースが、荒涼とした空間を描きます。そこにギターのノイズがかぶさり、最後に凄みのあるデス・ボイスが圧し殺した咆哮をあげます。
この社会の軋轢や悲惨さを描くというのがコンセプトなのだそうですが、凄惨なドラマのあった現場に居合わせているような迫力があります。強烈な個性を有する各楽器の音を分離させ、聞き手の呼吸する空気を生み出すところにこのバンドのオリジナリティがあるのでしょう。
スロウデスメタル
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正直言って個人的にはこれをドゥームメタルとは呼びたくありません。このWinterのメンバー自身もカテゴライズされることを拒んだそうなのでドゥームと呼ばれるのも望むところではないだろうと思います。
どんな音なのか強いて言えば遅いデスメタルというのが適切かと思います。
現在雨後の筍の如くボコボコ出てくるフューネラル、モーンフル、スイサイダルなどと呼ばれるブラック/デスメタルルーツのドゥームのパイオニア的な存在の様なのでそういうのが好きな人は気にいるかと。
サバスルーツのバンドこそドゥームメタルだと思っている私にはあまりピンときませんでしたが。
デスメタルとしては個性的で面白いアルバムだと思います。
個人的にはDooM metal最高峰の作品です
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確かBrutal TruthのDrumerのプロジェクトだったと思います。
音ですがバンド名通り、聴いていると北極圏の方の永久凍土のような
冷たさがあります。かっこよすぎます。3ヶ月はこれ一枚でやっていけます。俺が一番好きな曲はEternal Frost.DOOMMETAL史に残る超名曲だとおもいます。聴いてみてください。