マザー・ヘッズ・ファミリー・リユニオン

Richie Kotzenの代表作！！！　(John Kalodner: John Kalodner) ★★★★★

　1994年、Richie Kotzenのアルバムです。

　Richie Kotzenは、テクニカル系レーベル「シュラプネル」からデビューし、
1992年にPOISON加入、1993年に「Native Tongue」リリース、そして同年に脱退して、
翌年・1994年に、この「Mother Head's Family Reunion」をリリースです。

　現在のRichieの音楽の原点は、ここにあります。
　「シュラプネル出身のRichie Kotzen」ではなく、
「あの名物A&R・John Kalodnerに認められたRichie Kotzen」です。
（ちなみに、ジャケット内に「John Kalodner: John Kalodner」の表記があります。）

　テレキャスターの骨太サウンドで、パワフルなごついGrooveを生み出し、
ソロは、「さすが！」なテクニックで流麗にこなし、
ボーカルは、Terence Trent D'Arbyを想起させるようなハスキーボイスを駆使！。。。そんな、Richieがいます。

　アルバムタイトルが、
何となく「Mothership Connection」と「Sly & the Family Stone」を合体させたようなタイトルです。
　で、タイトルから察するような、70'sなレイドバック・サウンドでファンクロックをしています。
　ただ、Stevie Salasが、「パワフルなモダンなファンクロック」なら、
Richie Kotzenは、Fender / Telecasterの枯れたサウンドがトレードマークなので、
「ブルージーな70's風サウンドでファンクロック」といった感じです。

　曲・歌唱・演奏・サウンド。。。どこを切っても素晴らしいファンクロックです。

　個人的には、
「Joe SatrianiにとってのSurfing with the Alien」「Steve VaiにとってのPassion & Warfare」同様に、
「Richie KotzenにとってのMother Head's Family Reunion」は、Richieの名刺のようなアルバムだと思います。

　「Richie Kotzenファン」は、もちろんのこと、「Richie Kotzen初心者」にもオススメです。
　また、「70's テイストなロック・ファン」「ファンクロック・ファン」にもオススメです。

（参考）
　日本盤は、ボーナストラック「Wailing Wall」収録。　

とにかくうまい! ★★★★★

リッチーの才能がポイズンによって開花し、このアルバムで爆発した。曲が素晴らしくセンスも抜群、そしてギターがとにかくうまい!技巧的な視点だけじゃなく総合的にギターを聞ける人なら、絶対にこう思うと思います。
リッチーにはこうゆうアルバムをまた作ってもらいたいな〜。

グルーヴィーなリズムギターとソウルフルなヴォーカルが素晴らしい ★★★★★

私はこの人が出てきた頃は単なるスティーヴヴァイのフォロワー位にしか思っていなかった。しかし「フィーバードリーム」がリリースされた頃から少し認識を改めなければと思い、このアルバムを聴いて完全に認識を改めました。本当に良いアルバムです。全体的にオーバーダビングを最小限に抑えたライヴ風なサウンドは素晴らしく、楽曲もＲ＆Ｂの要素を上手く取り入れている。ギターソロは相変わらずうまいが、デビュー時に比べトーンに暖かみが増したように思う。しかしこのアルバムでの聴き所はやはりリッチーのリズムギターとヴォーカルだろう。特にヴォーカルの成長は著しい。テレンストレントダービーを彷彿とさせるハスキーなヴォイスで歌うヴォーカルは非常に心地よい。クレジットを見ると全ての曲のキーボードは彼が弾いているようだが非常にセンスの良い使い方をしている。また１曲目ではベースもプレイしており多才なところを見せている。本当に良いミュージシャンに成長したものだ。マイクヴァーニーのレーベル出身者という先入観を捨てて是非聴いてもらいたいソウルフルで素敵なロックアルバムだ。

８０～９０年代における最も才能のあるギタリストの一人！！！ ★★★★★

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