基本3000語のチカラ
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TOEIC950点をとってから気づきました。
英語を話せるようになるためには、より多くの語彙を覚えるのではなく
基本3000語を自在に使えるようにすべきだと。
本書では、「3000語を使いこなす感覚」を英文リスニングによって身につけることができます。
取り上げられている話題は、カレーの作り方から旅行、ビジネス、ニュースまで全部で45本入ってます。
読み上げスピードは130WPMから165WPM以上のものまであります。
それぞれの英文には「語数」と「難易度(易・普通・難)」が表示されています。
「易」はかなりゆっくり読み上げるので多少ストレスを感じますが、
「難」レベルの英文が半分以上を占めるので上級者の方でも満足できると思います。
巻末にはSVL1〜3の全単語が掲載されているので基礎単語チェックリストとしても活用できます。
大きさも持ち運び安く、全体的に丁寧に作ってあるなという印象です。
私は「3000語でどのように表現するか」ということに注目しながらリスニングしています。
また、気になる単語は英英辞典で調べてノートに「英英語義」を書き、その下に
「本書に出てきた文章」を書きうつしています。
基本3000語でここまで表現できるのかと感動しました。
聴くたびに発見があります。
英語があまり得意でない方はもちろん、英検準1級、TOEIC900以上だけど「話せない」という方にも役に立つ良書だと思います。