主人公、遂に登場
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やってきました待望の第2巻!
1巻で登場した野郎共の生態圏に新たに生徒会のメンバーが加わり(唐沢はああ見えて生徒会役員だったんですね)、更には女子校との合同文化祭開催というビッグイベントが到来します。
女子校との合同文化祭。
書いてるだけだとラブコメ要素満載に思えますが、そんな軟弱な話にしない辺り作者さんの力量が垣間見えます。
男の性とでもいいましょうか、「ハンパなお化け屋敷は作らねえ」と本気を出してお化け屋敷を作り、女子高生に落ち武者姿で日本刀を振りかざし「死ネェエエエエ!」と斬りかかったりもうやりたい放題です。
しかし、そこで大人しく泣いたりしないのがこの漫画の女の子。
モトハルのお姉ちゃんといいヨシタケ姉といい基本的に凶暴です。
男の矜持のヒゲを無理矢理そり落としたり、ブロック片投げつけたりとこっちもやりたい放題です。
そんなこんなあって女子校生徒会と関係ができた男子校生徒会(なぜかヤンキー顔多し)
ある用事で女子校生徒会長に「備品を貸して欲しい」と直談判することに。
その様子は明らかに可憐な女子生徒に絡む極悪ヤンキー共の図です。
そこへ現れるイケメン美少年(2巻にもなって登場した主人公らしい)
「その子、嫌がってるじゃないですか!」
ヒーローな台詞に、今自分たちがどういうポジションにいるのか理解する生徒会の男達。
「しゃしゃってんじゃねえぞオラァ!」
自分たちに何もメリットないのに、空気読んで悪役になってあげる生徒会の連中が不覚にもカッコ良く見えます。
時代劇の俳優さんの中には、いわゆる『斬られ役』というものがあるそうですが、彼らはまさにその斬られ役。
ですが斬られ役が良くなければ時代劇の殺陣の面白さは半減してしまうわけです。
社会の脇役にもプライドがある。
そんな深いテーマを教えてくれるのかくれないのかよく分からない第2巻でした。
ぜひ買ってもらいたい漫画
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この面白さなら打ち切られることは無いだろうと思いつつも、ウェブ連載なので認知度が上がらないんじゃないかと不安になります。買って損の無い面白さ、皆さん買いです。
シュールユルギャグの最高峰
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地味に人気が凄いみたいなギャグ漫画の2巻
1巻が特定の人物達の周りを描いていたのに比べ、2巻は舞台を高校、主要キャラの周りに発展させ暴走してる感じ
むしろ1巻で活躍したキャラがあんまり活躍してなんじゃね?と思ってしまうぐらい
ハイキックによる豪快なKOでなくボディブローによる地味なKOなギャグ漫画
嵌る人はおおいに嵌り
嵌らない人には全く嵌らない
そんな人を選ぶ漫画です
巻末の収録されている女子高生編も何気に面白く、今後に期待したい
ユル濃い高校生達の青春。
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Web連載漫画の単行本化、その2巻目である。
本編17話分+特別読切3話分を収録しており、カバー裏のおまけも健在だ。
ネタバレは控えるが、新キャラが増え第1巻よりもユルユルグダグダっぷりも増して、中々いい感じである。
キャラ立ちすぎの男子生徒会、女子高との合同文化祭、姉弟の力関係、過去の思い出、人気の文学少女登場回etc。
また、前巻に神回が存在したように、今巻にもバッチリ神回が存在する。
「男子高校生と通学電車」。ギャグではなく、ホロ苦い青春物だ。
普段アホな言動ばかりしているヒデノリが、同回ではとても格好良かった。
読切も含めた人物関係がリンクしていたり次回扉絵が前回エピソードとリンクしているなど、おまけ部分も楽しめる。
第3巻は10月発売予定との事なので、次巻も楽しみに待ちたい。
『ホクロから毛が生えた少女に出会ったらどうする?』
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前巻でヤバいツボった男子高校生の日常を描いたギャグマンガ。
そのノリやキャラを踏まえた上で笑え、また新しい発見があるのがこの二巻ですね。
メインは北高(♂)と東高(♀)の合同文化祭。
男子高校生の紳士っぷりが面白おかしく描かれています。
生徒会メンバー、とくに副生徒会長のキャラが立ってますね…w
そんな感じで新しいキャラが二巻ではたくさん出てきて新鮮でした。
しかしその反面、いつもの三人、とくにタダクニが空気になってるな…
と思ってたらそれすらもネタにする。しかも二段オチw参ったよ。面白い…!!
あと個人的に好きな一巻のネタの続き(悪く言えば使い回し)がいくつかあります。既読者はニヤニヤww
なので二巻からでも十分面白いですが、できれば一巻から読んだ方がもっと楽しめる内容。
当たり前なことだけど、好きな人には好きなマンガ。嫌いな人には嫌いなマンガ。でも食わず嫌いは損をする!
『ホクロから毛が生えた少女に出会ったらどうする?』
…答えはここにある(笑)