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エンドレス・サマー~デラックス・エディション

価格: ¥2,415
カテゴリ: CD
ブランド: Pヴァインレコード
Amazon.co.jpで確認
個人的にあまり好きで好きでない ★★★★☆
個人的にちょっと残念なでき。とはいっても決して悪いわけではありません。

Touchからの"Plus Forty Seven Degrees 56'37°Minus Sixteen Degrees 51'08°"はアンビエントでありながら Merzbowのような開放的・放埓的なノイズであったと思うのですが、こちらは路線変更してノイズの中で美しいアコースティックギターが響く曲や、ノイズの中で美しいメロディーのノイズがちりばめているもので構成されています。

たしかに曲のとっつき易さやセンチメンタルなところはこの"Endless Summer"のほうが上です。なにが気に食わないかというと、Mego特有のくぐもった閉鎖的な音の質感です。もし音の質感がTouchからの"Plus Forty 〜"のような透明感のある音質であるならこっちを推薦するところですが・・・。

とりあえず、"Endless Summer"はいろんなところで絶賛されてますので、どっちを買っても全く損はしないかと思うのですが、まずこちらを買うことをお薦めします。アンビエントノイズ、最高です。

神々しい ★★★★★
フェネスは玉石混交のエレクトロニカのシーンに於いて、数少ない本物と言えるアーティストの一人だと思う。
エンドレスサマーが高く評価されたのは他のエレクトロニカのアーティストの多くが、どこかに置き去りにした歌心がそこにはあったから。
(置き去りにして正解だったと思えるアーティストも勿論いるが)
今作はエンドレスサマーやヴェニスにあった人間臭い哀愁感は更に影を潜め、描き出されるサウンドスケープは最早この世のものとは思えない圧倒的な美しさ。

耳を傾ければ必ずや祝福された世界に誘われるだろう。
ぜひ終わらないで欲しい夏 ★★★★★
これほどまでに表情が豊かな電子音楽は聴いたことが無かった。
はじめてFenneszの音を聞いた時の衝撃は今でも忘れられません。
グリッチやノイズの隙間から、こぼれるようにメロディのようなものが顔を出しては消え、
そうしている内に、この音の波にいつの間にか自分自身が埋もれていってしまうような感覚。
良いと思える作品は数あれど、自分の中身まで変えてしまうようなものにはなかなか出会えません。
電子音楽に固定のイメージを持っている人は、考え方が一新されるでしょう。
もしくは、固定のイメージを持っていないと思っていたことに気づかされるかもしれない。
ライナーノーツで「『エンドレス・サマー』を聴いてしまったあなたは、
それ以前の「あなた」ではない」と佐々木敦氏が書いていますが、それは決して大袈裟ではないと思います。

音響?ノイズ?頭でっかちの音楽でよくわからない、と思っている方にも聴いてみて欲しい作品です。
新たな価値観を作った人 ★★★★★
フェネスのこのアルバムはエレクトロニカというジャンルに属するようですが、いわゆるエレクトロニカのイメージではないです。すなわちキックもなければピコピコしたシーケンスもないしボコーダーがかかったボーカルもないです。というかびっくりするぐらい音が少なく展開も少ないです。
このアルバムはエレクトロニカの傑作と呼ばれているみたいですね。最初聴いた時には全く理解できませんでしたが、不思議と何度も聴きたくなるのは事実でした。そして今ではすっかりはまりましたよ。なにがどういいのか? どうして作れたのか?それらを文章で説明する事は非常に難しいのですが、今まで知らなかった音楽の楽しみ方を新たに一つ教えてもらったという事は言えます。これは大きな出会いでした。感謝すらしています。

個人的にはデラックス・エディションじゃない方のジャケットの方が好きですけどね。
夏への扉 ★★★★★
もう5年もたったのか。様々なライターや音楽誌そしてミュージシャンから賞賛された、音響/エレクトロニカの奇跡の大名盤『ENDLESS SUMMER』のオリジナルが発表されたのは2001年。数あるエレクトロニカの作品で、このアルバムほど衝撃的で感動を味わった作品は他には無いんじゃないかな?あらゆる電子ノイズがこれほど迄にメロディアスにプロセッシングされ、そしてそこに絡むギター等の生楽器の音色。その全てが甘美でどこか切なく“終わりなき夏”という桃源郷へと誘ってくれます。このアルバムを発表後、デヴィッド・シルヴィアンのアルバム『BLEMISH(2003)』に1曲参加。翌2004年にはデヴィッドもヴォーカルで参加した『VENICE』を発表。『ENDLESS SUMMER』にも通じる美しくロマンティックでアンビエントな作品。2005年にはスティーヴ・ジャンセン、小山田圭吾等と共に坂本龍一のツアーに参加。主にギターをプレイしてましたが、時折ラップトップからグリッチ・ノイズを発したりしてましたね。この後坂本龍一との二人でのライヴを収録したミニ・アルバムを発表。2007年には二人のコラボレーション・アルバムが発表になります。そして2006年の晩秋、全曲リマスターされパッケージングも新たに(オリジナルのちょっとダサいジャケも好きなんですが)デラックス・エディションとして再登場。曲によっては音の粒子がかなりきめ細かくなっているのもあり、さらに輝きを増した感じがします。更に未発表曲やFAT CATから12インチで発表されていた曲等3曲を追加収録。全てのエレクトロニカ・ファンのマスト・アイテム。エレクトロニカのファンの方で、まだこのアルバムを聴いた事がないと言う方は、何か重要な忘れ物をしているかもしれませんよ。