物語は進んでいく。
★★★★☆
197X年のある日。ある教会に集まる数十人の人間。彼らは二人一組になり、互いのこめかみに銃をつきつけ…。
199X年のある日。℃と呼ばれる少女がライヴをおこなっていた。℃の声に惹かれる少年、木戸灰人。「一つにならなければ」と焦燥する彼。彼の傍らを過ぎ去る西園伸二。その西園伸二に、あるアイテムを譲渡する大江公彦…。
ルーシー・モノストーンとはどういう人物なのか? ℃と大江公彦とは? 西園伸二が求めうるアイテムとは?
これは、西園伸二が『多重人格探偵』としてひっそりと暗躍し、且つ小林洋介がまだ表に出ているころのお話である。
今回は必読です!
★★★☆☆
今まで、これは伏線なのか?それとも、ただストーリーが破綻してるだけなのか?
っていう部分が多すぎて、全体の大まかな流れすらあやふやなままでしかが
今回で注目しておくキーワードが結構絞られ、話が少し引きしまった感じがします。
でも、今までに作ってしまった、じゃらじゃらした余計な設定
(臓器移植用クローンとか、ガクソと政府の遺伝子で国民を管理する策略とか…多数)
は在庫処分できるんでしょうか。
キン肉マンや魁!男塾を見習い、細かい所は無視してでも堂々たる態度で大団円を迎えて欲しいです!
サイコ本来の味を堪能☆
★★★★★
初期のサイコファンからしたら、やっと戻ってきてくれたか〜!!と、
思わず喜びたくなるような、元来の多重人格探偵サイコの醍醐味が戻ってきました。
正直、これまで何度続きを購入するのを諦めようかと思ったことか…。
今回は本当に良かった。
この巻で、サイコの魅力が何かが再認識されたのではないでしょうか。
もう個人的には、この先のストーリー展開にはあまり興味ありません。
が、いい意味で次回、巻き返してほしいですね。
なんかもう・・
★☆☆☆☆
いい加減に話を畳んでいただきたい思いでいっぱいです。5巻くらいからだめだめです。こうなるとショッキングなシーンも滑稽に見えきます。なんというか、絵柄とストーリーが隔離してしまっているんですね。壮大にしたいのか、個人の内なる世界に連れ込んで行きたいのか、構想自体もはちゃめちゃです。とりあえず残虐性で読者をかろうじてつなぎとめているとしか言えません。もう打ち切って、3,4巻のような短い簡潔話が連載される新作を期待しています。この絵柄はなんといってもスリリング感に最適であって、長いストーリーをひっぱれるものではないです。
いつどうやって終わるのか
★★★★☆
魅力ある登場人物が消えていって、作品の味が薄くなっていたので
西園伸二の話は久々に楽しく読めました。
ただもうそろそろ話をたたんでいかないと、ショッキングな事件描写も冗長になってきています。
艶のない巧緻な絵柄は残酷描写を和らげる効果を生んでいますが、
同時に画面に決定的な色気が少なく、話が冗長になるとさらにそれを助長してしまう傾向があります。
できれば飽きてしまう前に締めて欲しいです。面白い作品だったので。