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影絵の騎士 (集英社文庫)

価格: ¥900
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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つまらない ★☆☆☆☆
週刊誌に連載されていたものをまとめたものらしいが、
連載中はさぞ退屈だったろうと思われる。
これを書いたのは本当にあの「新宿鮫」の大沢在昌な
のか?
正直言ってがっかりしました。
設定に無理が ★★★☆☆
近未来の東京は、「B・D・T」と呼ばれる混血者の住むスラム街と、純粋日本人が住む地域、映画スター達の住む「ムービーアイランド」と呼ばれる治外法権の人工島に分割されていた。
かつて、B・D・Tに住み、今は、亡き妻の思い出の残る、オガサワラにすむ元私立探偵ケンの元に、女優を妻にした、かつての知り合いのケンが、妻の身を守って欲しいと依頼に来る。

島から出たり、島に入ったりの話が最近多いな。
どうもしっくりこないな、近未来の設定が、邪魔をしているのか、ストーリーがチープに思えて仕方ない、設定も登場人物も。主人公に感情移入が全然出来なかった。


世界は変化するけど、探偵は探偵である物語 ★★★★☆
恋人を失い傷心の探偵へ、有名女優の夫からの警護の依頼が。
有名女優の住む島へ渡るが、そこには、独自の警察や対立するマフィア勢力が。
その中で、有名女優の絡む事件の真相を追究する主人公に、次々襲い掛かる影。
主人公は生き残れるのか、そして事件の真相と黒幕は?

起伏に富んだストーリーで、ボリュームもありますが、楽しく読めました。
感傷に浸っていた主人公が、ジョジョに「生き残るためのリアリスト」として、変貌していくところも読みどころです。

未来社会の様子、コンテンツ系ビジネスの攻防、その歴史など、興味深く読めます。昨今の経済状況を考えれば、「さもありなん」という未来を見せてくれます。

島にわたるまでにも、一山あり、読み応え満点でした。
雨に汚れたビルの狭間 ★★★★☆
何も物語の展開だけがハードボイルドではない。
会話の微妙な機微で熱くなる話もある。
推理ではなくハードボイルド、それよりも近未来SFタッチ。
深い設定ではなく、あり得る設定上のウソは承知の上。
その中に、大沢流のハードボイルドが存在している。
推理小説ファンやこのミス系は立ち入らない方が無難。
そう、この季節の雨に汚れたビルの狭間に、想像力をかきたてられる人間が読むべき本。
娯楽超大作 ★★★★★
 14年前に大好評を博した「BDT」の続篇ですが、今作から読んでもまったく問題ありません。主人公のケンは「ホープレス」と呼ばれる移民の混血児。彼がやらせだらけのマスコミとカネにまみれた映画産業の闇に切りこんでゆくすがたは、王道のハードボイルド・ヒーローの魅力に溢れています。
 大沢在昌は、ただの成金でない真のセレブの、常人ばなれした感性を描くのがほんとうにうまい。また、小説と映画というちがいはありますが、作者の創作にたいする熱い思いが登場人物のせりふの端々からうかがえて、メッセージ性にも富んでいます。文句なしの娯楽超大作です。