スミス(SMITH LTD) スピナー ニアキス 50mm 4g アカキンヤマメ #19
価格: ¥673
主な対応魚種:イワナ ヤマメ トラウト
サイズ:50mm ボディー本体長2.5cm / 重量:4g
カラー:#19 アカキンヤマメ
フック:化研トレブルフック #10使用
ボディー本体は従来品に多く見られる円錐型・コマ型タイプではなくリアルなミノーボディーを採用。ラウンドタイプの丸い形状ではなく、アクションを加えた際にキラメキを演出できる、肉薄で側面がフラットな縦長タイプとなっている。
従来品であればアクションを加えてもブレイドの回転変化が起きるだけのところを、ボディー本体の揺らめきやヒラウチ的な、ちょっと他では真似のできない動きを演出する。また、スピナーの命とも言えるブレイドは回転の立ち上がりも非常に良く、ちょっとしたリーリングスピードの変化にも回転がしっかりと追従。
ニアキスのファーストモデル。渓流、止水、エリアのトラウト。そしてバス、ソルトライトゲームとオールラウンドモデル。市場でのスピナーに対する注目度が薄れつつある中での製品リリースだったが、フィールドで使用されることでその秘められた高いポテンシャルは確実に評価された。リトリーブ速度に左右される事なく素早い回転の立上がりを見せるブレイドは抜群の水掴みをお約束。実物のサイズでイメージするより遥かに飛ぶ飛距離。そのため広範囲にわたりポイント攻略が可能、各地・各フィールドで実釣実績が評価され、今では定番中の定番になっている。
まず最初に糸ヨレの問題。これを解消する方法としてはスナップスイベル等を装着することで大きく解消はされるものの、それではスピナー本体にスナップスイベルの長さがプラスされることによる見た目のバランスが気になる点や、操作性を考えると敬遠するアングラーが多くいることは否定できない。しかしスピナー自体はブレイドの回転による魚へのアピールという部分が大部分を占め、そのブレイドの回転こそが糸ヨレの大きな原因でもあった。ブレイド回転がボディー自体の回転までも引き起こし、それが糸ヨレへとつながっている。
これをニアキスでは、シャフト自体にスイベル構造を持たせた「ローリングスイベル一体型シャフト」を開発し、これを使用することで大幅に糸ヨレを軽減さた。さらに従来のスピナーでは、シャフトにボディーが固定されているという点も糸ヨレ発生の原因の一つとなっていたため、ボディー本体にシャフトとのクリアランスを持たせボディーに伴うシャフトの回転を減少させた。
スピナーを使用しているアングラーの多くが経験しているかもしれないが、「リーリング中、魚が追ってきたが食わなかった」という場面が多々ある。これはスピナーの動きが意外と単調になりがちで、ブレイドの回転以外動きに変化が少なく、もう1歩のアピールが足りずに食わないパターンである。ニアキスであればそのような場合でもロッドティップでアクションを加えたり、フォーリングをさせてみたりとアングラー自身の発想でアクションをアレンジして使用すれば、きっと良い結果が出るはずである。