仕事をする上で有用な本!
★★★★★
本、ビジネス小説の内容については、他のレビュー者が触れられているため、
評価を“星5つ”とした理由を述べ、読書感とします。
(1)ビジネス本ですが、現在の、ビジネス社会における、「チーム長とその仲間の
あり方」を、小説として書かれており、新鮮味があり読みやすい。
(2)「キー坊」に対する「おっさんの訓え」は、的を得ており、現在の社会においても
十分に通用するものであり、読者に対して魅力的で、読んでいて惹きつけられる。
(3)主な登場人物を、最初に紹介してくれているため、人の名前が出てきても、直ぐに
分かるように配慮されている。
(4)各項目ごとの「おっさんの訓え」及び一番最後のページの、「おっさんの訓え」の
索引は、読者に対して適切なる考慮である。
以上の点から判断して、【星5つ】と評価しました。
それにしても、魅力的なビジネス小説ですね!
コーチングは甘くない!に共感
★★★★★
コーチングのコアスキルの一つである「承認」のスキルとは何かが
体感できる内容です。
「コーチングってなんか甘やかすみたいで違和感があるな」
「ほめてばかりいたらだめになるんとちゃうの?」
「そんな余裕ないな。本人が自覚するのを待つなんて」
「うまくコーチングで、誘導しないと…」
「リーダーシップとコーチングってまったく別物でしょ?」
というコーチングの研修を受けて現場に帰ってきた時の
あの違和感を、小説形式の疑似体験が解消してくれます。
リーダーはじめて以外の人も、絶対よむべき!
それにしてもコーチングと関西弁は相性いいですね。先生。
「もしドラ」より感情移入できました!
★★★★★
この本はベストセラー、
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
と同じ、「ビジネス小説」という形態をとっています。
どちらもエンタテインメントとして、楽しめましたが、
この本の主人公・キイチと同じ「リーダー」の自分は、
「もしドラ」より感情移入して読むことができました。
楽しめただけでなく、
日々の自分の仕事の場面に置き換えることによって、
チームメンバーとの接し方で悩んでいたことが解消されました。
そして、読み終わった後に、
自分の内面としっかり向き合って、
チームメンバーをサポートしていこう、
という気持ちがふつふつと沸いてきました。
チームメンバーとの接し方で悩みを抱えている、
すべての「リーダー」の方に読んでいただきたい本です。
リーダーの道は一日にして成らず!(でもきっと楽しい)
★★★★★
新聞広告を見て気になってて、本屋さんで見つけたので買ってみました。
感想は……おもしろい!
読み出したら一気に最後まで即読みしてしまいました。
私は女ですが主人公のキイチ氏とちょうど同期で、
自分が動く仕事以外に人をまとめたり育てたりする仕事が増えてきていて、
でも今までの自分のやり方では思うように人はついてきてくれなくて、
これからの自分の生き方、仕事の進め方について悶々と悩むことが増えていました。
この本を読んで、今までの自分から変わることを恐れず、新しい自分で成長していければ、
まためくるめく世界が広がっていくんだということが体感できて、
読了後はものすごく充実した気持ちになっていました。
小説という形になっているのもよかったです。
それぞれに登場人物に対して、「あーいるいる、こういう人」って妙に納得できるし、
(プライド高めの若手男性スタッフとか)感情移入もしやすかったです。
日本中のリーダーがこの本を読めば、日本の「会社」は変わるだろうし、
きっと良くなると思う! そんな思いを込めて、このレビューを書いています。
もしかなうなら、時間をさかのぼって、当時の私を指導していたリーダーたちにも
読ませたい一冊です。タイムマシーンが必要となりますが。
昔の自分を思い出しました(苦笑)
★★★★★
キイチと昔の自分がダブリ、苦笑いしながら読みました。
私が事務所を開業した頃、スタッフを教育しても辞めてしまい、定着率が悪く悩んでいる時期がありました。
その当時、私は「スタッフの代わりはいくらでもいる。」と思っていました。
まさしくチーム長になった当時のキイチです。
そんな事、コーチングと出会い、自分が何をしたいかを思い悩みました。
2年半くらいコーチに伴走してもらい、
「クライアント様に喜んでもらうためには、スタッフが満足していないとよいサービスなんか提供できるわけが無い。」
という結論に達しました。
それから私の仕事は、スタッフを思い通り操作する事から、スタッフに満足してもらう事に変わりました。
そして、「スタッフ一人一人をあなたの代わりはあなた以外にいない。」
と思うようになりました。
その結果現在は、スタッフが私の事をとても大切にしてくれるようになり、キイチとまったく同じ経験をすることが出来ています。
キイチは、まさしく昔の私でした・・・(笑)