ケンジントン公園のピーター・パン (望林堂完訳文庫)
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J. M. バリーが、おなじみ「ピーターとウェンディ」以前に書いていたもう一つのピーター・パン物語「Peter in Kensington Garden」を、ルビ付きの完全新訳、脚注付き、縦書き表示でお届けします。
生まれてまもない赤ん坊のピーター・パンは、かつて鳥だったころのことが忘れられずにケンジントン公園へと飛び立ちます。こうして人間でも鳥でもない“どっちつかず”の永遠の赤ん坊となったピーターの伝説を、ケンジントン公園の夜の妖精の世界と絡めて描く、不気味でユーモラスで、ファンタジックな傑作。ウェンディもフック船長も出てきませんが、お母さんとの別れやメイミーとの別れなど、悲哀に満ちた名場面も魅力です。
初版で掲載されたアーサー・ラッカムの美しい挿絵(カラー&モノクロ)を61点収録。
ダウンロード数 118(2017年3月18日現在)。