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Have a Nice Day

価格: ¥1,029
カテゴリ: CD
ブランド: Island
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   80年代に髪を逆立てて大成功を収めた者が、熱いシューゲイザーやオルタナティヴの落とし子たち優勢の中で何ができるだろう? あなたがボン・ジョヴィだとしたら、バンドの野心を甦らせて、驚くほど堂に入ったインディーズ映画やテレビの俳優としてやり過ごし、ポップ・ミュージックの流行が自分のほうに向いてくる時を待っていることが多いかもしれない。だが、JBJとギタリストでありコラボレーターであるリッチー・サンボラは、バンドの生温い90年代の名声をフックの効いた曲を作るために捨てることはせず、男くさいアンセムの大騒ぎは事実上どこででも繰り広げられている。

   BJの曲はこれまで同様に影響力があり、薄っぺらな作りであることはめったになく、皮肉がこもっていることも多い(アルバム・タイトルは2004年の選挙を皮肉ったものだ)。個人的にも、そして社会的にも過去を振り返ってほろ苦く見つめている。だが、時にはありきたりにもなるようだ。冗長でまるでメタルの義務のような仰々しいバラード「I Am」は通り一遍の歌詞でしかない。しかし、このアルバムには嬉しい驚きもある。予想外にディランが意識されている点がアコースティックの理想である「Bells of Freedom」や「Last Man Standing」に表れ、エッジの効いた「I Want to Live」もあるし、あるいはシュガーランドのジェニファー・ネットルズとのデュエットも成功している「Who Says You Can't Go Home」もある。ボン・ジョヴィは未来を大きく振り返ることで、磨きあげた音の勝利を送り込んでいる。その一方で、片耳を過ぎ去った過去の爆発的なエネルギーに強く傾けている。(Jerry McCulley, Amazon.com)