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親だから伸ばせる中高生の「学力」と「生きる力」 (家庭人BOOKS)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: 主婦の友社
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読みごたえのある本 ★★★★★
高校生にもなった息子とは、表面的には仲がよくてケンカもあまりしません。
でも、やる気がない息子には、はがゆい思いをしてきました。
この本を読んで、私があまりにも居心地のいい環境を作り、そこから出ないように私が息子を引っ張っていたのがいけなかったのかもしれないと思いました。
今年の夏休み、この本に書かれているように、自然の中を歩く旅行に息子を連れ出しました。すごくよかった。この本に書かれていることをやっていると、息子との関係も息子自身も、私自身も、いい方向に少しずつだけど、進んでいる気がします。いい本に出会えました。


中高生の親の私にぴったりでした ★★★★★
幼児期の親向けの育児書はたくさんあるけれど、中高生の親向けの本はみかけない。
この本は「中高生の子育て本」というめずらしい本だ。
具体的なアドバイスが多いのがありがたかった。
「テレビゲームに夢中になっているとき」「進路がきまらないとき」など、親はどんなふうに子供に声をかけたらいいのか、とてもアドバイスが具体的だ。
しかも、それだけにとどまらず、私たち自身がなぜ「子育て」に自信がないのかを、時代背景とともに解説してくれる。このあたりのていねいさが、そこらの子育て本とちがうところだろう。
一番印象にのこったのは「この子はどんな子に育つのかなと、楽しみながら子育てをしてきた」という汐見先生自身の子育て経験からのことば。
つい目の前の成績や受験にばかりに気をとられて、私は「どんな子に育つかな?」なんて子どもの後ろから楽しむ余裕はなかった。私が子どもの将来を想像して楽しんでいれば、子どもも自分の将来が楽しくなるのかもしれない。今からでも遅くないかな。
この本を読みながらたくさん子育ての反省もしたけれど、あたたかいアドバイスがたくさんあり、とても気持ちが明るくなった。
サブタイトルにもあるように、子育ては「今からでも遅くはない」とはげましとあたたかいエールをもらえた本だった。感謝。