我々の視点から見ればかなり憧れの域にいて、メディアの様々な誇張やイメージ先行の人物像が彼らには必ずつきまとうと思う。　そういった意味で、こういった企画自体とても必要な重要なカタチなのではないだろうか。　なぜなら彼らは、イチローは鈴木一朗で、Ｅ．ＹＡＺＡＷＡは矢沢永吉で、それぞれが一人の人間なのである。　この本は彼らの一人の人間としての言葉が詰まっている。　彼らの一人の人間としての苦悩や、考え、想いが詰まっている。　それは二人が出会ったことによる反応なのか、あるいは出す機会がこの媒体になったのかは、分からないが。　これを読み終わった後、今までよりも少しだけ彼らを好きになる、彼らを今までよりも少し近く思える、そんなふうに思った。