「ストーン」のシリーズの中では物足りない
★★★☆☆
『虚栄』を読んだついでに読みました。事件の発端は、とても面白くてスリリングでしたが、2時間ちょっとで読み終えました。なんというか深くないストリート言うか、「ストーン」のシリーズの中では読み応えがありませんでした。昼メロ以下の恋愛物に成り下がってしまったか。でもパラダイス署のレギュラー人の会話の良いですね。古い訳者ならがぎこちなく、平坦になっていたと思う。パーカーの作品は英語で読むことが多かったけど、翻訳が改善されたのですね。
ストリーの薄さにに懲りずに、次は『殺意のコイン』を読めばいいのかな。
個人的に感じたこと
★★★★☆
クロスオーヴァーがきっかけとなって始まったジェッシイとサニーの交際ですが、この作品で二人の関係に一応の決着を見ます。
男は常に、好きな女に振り回されるんですね。好きで好きでたまらなくて尽くすけど、女が理解してくれないというか、女の考えとの間にギャップがあるというか。こんな女だし、女自身もこんな自分だと十分認識している。だけど好きだ。お互いの気持ちを永遠に、理解はできないのかもしれないけど。
だんだんよくなるほっけのたいこ
★★★★★
シリーズの最初は、暗くてしんどかったのだが
ここ数作は安心して読める娯楽作になってきた。
シリーズ作品が数を積み重ねるにつれ、
ワキ役の人物のいい味が出始めている。
だから、やはりシリーズを最初から読んでほしい。
その方がより楽しめる。
次作はますます期待できそう。
共演ふたたび
★★★☆☆
パラダイス署長ジェッシイ・ストーン・シリーズ第6作。
わざわざ高い木の枝に吊り下げられた射殺死体。
被害者は人気テレビ番組のホスト、ウォリー・ウィークスだった。直後、ウィークスのアシスタントを務める女性が射殺死体で発見される。彼女は妊娠しており、その父親はウィークスだった。
一方で、ジェッシイの前妻ジェンはある相談をもちかける。
今回も私立探偵サニー・ランドルとの共演が見られます。また、パラダイス署のスーツケース・シンプソン(刑事志望)と署の切り盛りをするモリイ・クレインがいい味を出しています。