わかりやすいので試してみます
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いつも松本先生のブログを拝見しています。今まで様々な本を読んでも全然チャートが読めず、損ばかりで、ほとほと自分に嫌気がさしあきれ果てておりました。本を10回ほど読んで、自分でもチャートを読んで、書き写してみて、今度は実践してみようと考えています。できれば、10年分のチャートをほかのペアも掲載していただけると嬉しいです。
私は本書をお薦めします。
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いわゆる投資関連のアドヴァイスの範疇に留まる読物的であり無責任な書籍とは全く異質なものでした。
それゆえに、その点を読み手に理解させるための熟考を重ねた理論構成が冴え渡り、長年「相場」を相手として闘って勝者である筆者のただならぬ経験と実績、静かに湧き上がる情熱と確信が説得力をもたせます。
一気に読みました。私も本書を読んでPFの実践を開始しました。
本来の「投資の本質」「真の運用」を教えられました。
「たられば」を通り越して「仮想」の検証結果
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PFについて丁寧に書かれており、PF初心者にとっては充実した内容だ。
しかし初心者に対して大きな落とし穴が隠されている。
それは「実践」と書かれた「検証結果」にある。
「ここで買ったとすれば」「ここで売ったとすれば」といった
「たられば」ではなく、絶対に売買不可能な価格で
「買った」「売った」との検証結果が本書にはある。
特に、日経225先物miniの検証結果はお粗末な内容で
読者は検証結果が正確かを確認する必要がある。
私が「仮想」と言った理由が分かる筈だ。
丁寧にPFの説明について書かれているだけに
大幅に利益が水増しされている検証結果になったのが非常に残念だ。
PFは個人投資家の救世主
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PFの全てを語った著者渾身、読者待望の第三作「勝者のCHART」が刊行された。
著者の「資産運用の原点はあくまで絶対的に資産を殖やすことであり」、「相場はサイエンスではなくアートである」との言は「アート」驚く為五郎(ちょっと古いな)。
PFの特徴は取引開始と撤退のタイミングの分かりやすさ、目標値算出の容易さ、勝者となれる蓋然性、必然性。故にプロアマ問わず利用可能と著者は強調。
これなら少々の努力は要しようが、アマの個人投資家でもPF運用は実行可能なようだ。
然るにプロに限って「松井秀喜」が相手じゃあるまいしPFを敬遠するのはなぜか?やはり運用の4番バッター「松本鉄郎」先生だからか?
いやプロがPFを使うと飯の食い上げになり兼ねないと恐れるからだろう。だってプロがアマ同様PFのルール通りに運用しなければならないのなら、苦労して獲得した高学歴も、運用経験も、プロの誇りも一切無用で自己否定に繋がりかねない。自己否定の先は自縄自縛に自暴自棄。自己変革は困難だからなあ。
あとがきで、運用の「限界」を7項目挙げ、その限界を克服できぬプロファンドマネージャーを難詰。運用の限界の「埃」を一掃するが如く、プロファンドマネージャーの「誇り」を木っ端微塵に糾弾する舌鋒の鋭さは、パソコンのキーが「Break out」したかの如し。
これだけやっつけられたプロの皆様の「虫」の居所をお聞きしたいところだが、恐らく「無視」でしょうね。
何故ここまで同業者に挑戦的かは謎だが、成果を挙げずして言い訳のみ熟達の高給取りの諸氏に対する怒りか嘲笑か皮肉か、“Something is wrong” という筆者の正義感がほとばしる。そう言えば著者は法学部出身だ。
読み易い語り口は、邦楽部出身の(口)三味線の名人のそれでもありそうだ。
アマの評者もPFで勝者になりたくなった。自助努力の嚆矢として方眼紙と鉛筆と消しゴムを買いに行こう。
相場の心
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相場の世界に絶対というものはない。「絶対儲かる」とか「絶対損しない」など「絶対」に言えない世界だ。それは相場の対象である株式や為替が常に流動的だからだ。不確実性の下ではそれらの方向感すらよく分からない。そこで何か指針になるようなものでもあればと思う。その指針を提供するのがテクニカル分析であり、さらに究極がポイント&フィュアー(P&F)なのだ。「百聞は一見にしかず」とはまさしくこの著書のことである。P&F実践の第一人者がチャートや図を使って余すことなくその内容を伝授している。大いに勉強になった。絶対がない相場の世界だからこそ、筆者が教授しているような地道な努力が「ノー・タリーン(no return)」にならないためには必要なのであろう。特に、難しく相場の研究をしても少しも儲からない諸氏にお勧めしたい好著である。