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女王エリザベス (中公文庫―コミック版)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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どろどろしてるなー ★★★☆☆
 エリザベス一世が好きなので、読んでみた。ずいぶんどろどろした話だと思う。
 ストーリーは要するに、主人公のエリザベスが美人で偉くて、異母姉のメアリは不美人で性格が悪くて、という感じだが、メアリの母のキャサリン・オブ・アラゴンが案外考え深そう。
 歴史を求めて読む人はいないと思うが、なんでアン・ブーリンが金髪でキャサリン・オブ・アラゴンが黒髪なのかなというのだけ疑問だ。実際は逆である。あと、キャサリンは自分はフェルディナント王の娘といっているが、イサベル女王の娘という方にポイントがあると思う。キャサリンは両親共がそれぞれ一国の主だが、イサベル女王のカスティーリャ王国の方が大きいし、イサベルが王妃でなく女王だから、自分の娘も女王になれるはず、と考えたと思うのだ。
 それから、最後のエリザベスが髪を切るシーンだが、あのような変身はどんな伝記や歴史物でも読んだことがないので、フィクションだと思う。いや、妙にほんとっぽく見えたので、思わず調べなおしてしまったのだ。
自らの愛を葬った強さに脱帽! ★★★★☆
昨今、女性のおける位置を問いただす議論の場を多く見聞きしますが、現在の女性には勝る強さを持っている女性のストーリーだと実感しました。今でこそ女性が政治に参入し男性と意見を取り交わす時代にこそ読むべき作品だと思います。

内容はとても充実しており(主人公を取り巻き多面的に描写されているところ)なお、時代背景並びに心情などもとても細かに描かれているけれど、私個人としてはこの話をここで完結というのが寂しく今後の期待も込めての評価とさせていただきました。