インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

いたこニーチェ

価格: ¥1,365
カテゴリ: 単行本
ブランド: 飛鳥新社
Amazon.co.jpで確認
ニーチェの本質にせまりつつ、読みやすい。 ★★★★★
ニーチェについて書かれた本っていっぱいあるけれど、これほどおもしろく一気に読める本には初めて出会った。最近、「ニーチェの言葉」なる啓発本が、巷間でベストセラーになっているようだが、この本や同じ著者の「キリスト教は邪教です」のほうが、数段本質的なニーチェ理解を促すように思われる。

人間のもつ論理性の脆弱さを、主人公の父親や母親を通して見せるところはすごく面白い。

また、プラトンやカントらの流れこそが人間をだめにしていることもよくわかった。

次はニーチェの著作に直に接してみたいと思った。
青年誌連載漫画かテレビドラマ化すれば面白そう。 ★★★★☆
 摘菜 収氏の恐るべき文体センスには、前著『キリスト教は邪教です!』を読んで以来、注目していて、続く著作・翻訳が出されるのを心待ちにしていた。

 ただ、次に出たベンジャミン・フルフォード氏との対談は、フ氏のユダヤ陰謀史観に引っ張られ過ぎで、対談ということもあり、摘菜氏の文体センスはあまり活かされてはいなかった。

 そこで、なんと摘菜作「小説」が出た。『いたこニーチェ』というなんとも胡散臭いタイトル。かなり心配しながらも、アマゾン・レビューの高評価に引かれ読んでみる事にした。

 うん、よしよし。彼の通俗的且つ軽妙な文体は健在だ。スラスラ読めて、通読には通勤電車二日分、実質2時間弱しかかからなかった。ただ、少々古いサブカルねた(キング・クリムゾンのファースト・アルバムのジャケットのイラストみたいな顔)も出てくるので、あまり若い人には分かりにくい点もあろう。また、当然ながら年長者過ぎても伝わりにくい。30〜50才位の少々オタク的な人が読者としては適当かな。これまた、当然ながら、ニーチェの研究家や愛読者は「こんなもんじゃねえ!」と激怒する可能性は高かろう。

 ストーリーはまさにマンガ的にハチャメチャで、オチも種明かしも特に無い。ま、場面、場面の作者が登場人物に託して語らしめる世相コメントを味わうべき文章でしょうな。

 私個人は、ニーチェの文体が苦手で、彼の著作は一冊たりとも通読した事は無いのだが、摘菜氏の翻訳ならまた是非読んでみたいと思う。

 『ツァラトウストラ』訳してください m(_ _ )m
野暮を承知で言えば、そんなに大したモノじゃない ★★☆☆☆
 主人公の吉田が恐山のイタコに、ブライアン・ジョーンズと間違えてキース・リチャーズの口寄せを頼み、イタコは「難(むずか)すな」なんて呟きながら見事に存命のイギルス人リチャズの霊を降ろしてみせるという爆笑もののエピソードが本書の導入部にあるんだが、さて本書の帯で「先生、今の日本、ダメですか?」と問われて、「ダメだな」と赤く巨大な文字の一言で切って捨てる髭オヤジ、ホンモノのニーチェ先生なの?
 私の判断は、否! その理由は……
 p123に自称ニーチェ先生と主人公の吉田の、こんな会話がある。吉田「……でも、この前から気になってたんですけど、なんで赤い日傘なんですか?」、自称ニーチェ「赤に政治的な意味を求めるのは妄想だ。赤は太陽の色だ」。しかし私の記憶が確かならば、欧米文化圏で太陽は通常「赤」ではなく、「黄」と形容されるのではなかっただろうか? だからこそ、先日NHKで放映してたチャールズ・ブロンソンと三船敏郎の『レッド・サン』も、そのタイトルがあるワケで……
 ま、あくまで眉唾を前提に読むなら、そこそこ暇潰しにはなる。
一気に! ★★★★☆
いやあ、これだけ読める本は久しぶり!
とにかく展開が面白く、先へ先へと読んでしまった。
ニーチェが何者か分からない人への手がかりとしてもってこいの本だと思う。
読む順番 ★★★★☆
まず、「ニーチェ―すべてを思い切るために:力への意志(貫成人)」を読み、できれば高校の世界史で、
ソクラテスとプラトンと,ギリシアの都市国家の事をちょっとだけ確認してから、この本を
読むと、面白いんじゃないでしょうか。ところで、昔の恋人の名が,真理なのはちょっといただけません。