すから座&ザハロワ
★★☆☆☆
ザハロワのジゼルを見たいと思い皆さんの評価を承知で購入。ハツラツとしたザハロワ版ジゼル、そして小柄でコロコロ転げまわっているようなスカラ座の村の衆・・・村人よりもアタマ一つデカいザハロワは村娘にはちょっと見えませんでした。しかしとても端正な踊りで貴族の青年とのツーショットも美しい彫刻のようで抜群でした。スカラ座の女性ダンサーが全体に皆さんコロンとした感じで、女性ソリストも正直どこかの教室の発表会レベル(失礼!)。このお値段では価値ないかも。イタリア人とロシア人は文化的に両極関係かもしれません。
美しいジゼル
★★★★★
ザハロワのジゼルは私にとってフェリに続く二つ目のジゼルです。
フェリは純粋に村娘。ザハロワは村娘、というよりはイタリアの姫に見えます。(衣装がそんなかんじですので・・・・)あえて言うなら、村長の娘でしょうか??
でも!!ザハロワの踊りはすばらしいです。一幕のジゼルのヴァリアシオン、Perfectです。表現力がない、とよく言われているザハロワですが、個人的には十分表現力があると思います。ヒラリオンにいきなり剣を見せ付けられたときの驚いた表情がとても印象に残りました。
また、第二幕のグラン・パ・ド・ドゥのアダージオが美しい・・・本当に妖精みたい。足を上げるときに全く重力を感じていないのでは?という感じがするくらいです。
唯一残念なのは、コールドのレベル。もっとそろってほしいです。
美しい〜
★★★★★
本当にパもスタイルも美しく踊っています。
惚れ惚れします。
でも他の方が書いていますが
村娘には見えません(^^;
崇高なお姫様、いや何か女王か女神か
アルブレヒトより気品があるような。
非凡なスタイルも災いして庶民には見えない。
軽々あがる足、美しい軌跡を描く足も正確なパも
すごすぎて心臓が止まってしまうような娘には見えません。
でも、やっぱり、イイ!
今、再びの・・・。
★★★★★
既に何件ものレヴューが寄せられていて、僕如きが、今更の感ですが、一筆書かせて頂きたくおもいます。「ジゼル」というバレエはロマンチック時代の舞台芸術の一つの遺産であります。僕も森下洋子、フラッチ、アロンソ、ベスメルトノワ、ガッドウ、ハート、そしてマカロワ等のステージを観てきて全てそれなりに素晴らしいとは思いましたが、スカラ座がザハロワを招いて、アポロンのように美しく、そして凛々しいボッレと共演させたこの映像は、蓋し最高です。じんせい?十年生きてきて、今こそこの作品の奥に籠められた普遍的な事柄が把握できたように思います。今を時めくザハロワは、テクニック的な問題はないのではないでしょうか。女優としては、もっともっと恋をし、愛を知り、その歓び、辛さ、を通っていった時、衒いのない演技で観客を更に唸らせることができるのでは、と思います。ダンスール・ノーブルとしてボッレのアルブレヒトも、僕は文句なく好きです。二人ともに、どこまでも伸びていって欲しい芸術家です。繰り返し観、心震わせ、そして涙することでしょう。
美しすぎる村娘ザハーロワ
★★★★★
村娘にしては垢抜けしすぎのザハーロワ。でも貴族の子息アルブレヒトが婚約者がいるにも拘わらずについ手をだしちゃったっていうストーリーですから美しすぎてOKです。ザハーロワは長身なので相手役には苦労も多いのではないかと思いますが、アルブレヒト役のロベルト・ボッレも身長190はあるらしく2ショットも全く違和感がないです。ボッレも正統派王子様顔ですから、はっきり言ってスカラ座の方々が目に入らないほど美しいキャスティングです。