個人的にはなんだか…盛り上がりにかけ、続きがすごく読みたい…という気にいまいちなれない。

正月休みになにかをと寄った書店で見つけて購入し、ついでに一巻も読み返しました。本巻はそれぞれのキャラクターが自由に動きはじめ、やたらと人が殺されます（なかには、殺されるためだけに登場したと思しき人物も）。基本的には、「刻だまり」で「おのれ・・・」とばかり女の情念を募らせていると、「大姫」が「それなら、これを使うとよいのじゃ」と銅鏡など様々なアイテムを、実に気前よく提供するといった、安易すれすれの展開で、これを笑ってか真剣にかは人それぞれにしても、楽しめなければすこしきついと言わざるを得ないように思います。