型破りな検事像を描き出し、大ヒットを博した人気ドラマ『HERO』(’01年1月~3月/フジテレビ系)を、2006年7月3日、一夜限りで復活させたスペシャル版のDVD。シリーズ最終話、地方勤務となった久利生公平(木村拓哉)のその後にスポットを当て、依然色あせない独自の推理で事件に迫る姿を追う、ファン必見の快作。松たか子、阿部寛、角野卓造らおなじみのメンバーに加え、綾瀬はるか、堤真一、中井貴一といった新キャストも登場し、物語を大いに盛り立てている。木村演じる久利生の、人懐っこさと聡明さがあいまった笑顔は、5年の時を経てなお魅力を増し、胸に焼きつく。のどかな海辺の村で11年ぶりに起きた殺人事件の真相とは……!?(みきーる)
ドラマとの違いは出演者のみ。
★★☆☆☆
多くの方が感じていると思われるが、ドラマの延長であり、決して映画ではない。ドラマの製作費が安くなるため、テレビ局は映画やDVDで回収しているらしいが、実際、普段映画を観ない層も観るわけだから、思惑通りであろう。
キムタクは相変わらず『キムタク』であり、それ以外の何者でものない。つまり役者ではないのだ。
フラットな構成やバストアップの多いカット割りは出演者に製作費の大半を投じた結果と思われるが、シーンを作るためにストーリーがあるようで、興奮や感動とは程遠いところにある。
普段、ドラマやバラエティでよく見かける人物が多く出ていることもあり、深く考えず楽しめる人もいるだろう。タモリの出演など最たるものだ。
少しはサプライズを与えてほしいが、小難しいことをしてしまうと集客が計算できないことを恐れているのが悲しい。演出側が局の人間なのだから、内々で仕事をしている感も否めない。
きっと、HEROを楽しみに観る方々は私のような感想を持たないから意味のないことかもしれませんが、あえて言わせていただいた。
ラストシーンにため息が出る(良い意味じゃないよ)130分の感想はヤレヤレではなく、ヘロヘロか(あ恥ずかしい)
HERO DVD
★★★★★
10年ぶりに映画を見に行ったとき一番上映時間の早いのがこれでした。何の先入観も無く、テレビドラマであることも知らず見ました。でもストーリーもわかりやすく前知識など全然必要としません。日本映画を見直しました。この映画のおかげで月に4,5本は見るようになりました。
ストーリーをもうちょっとよく練ってもらえたら...
★★★★☆
HEROは、テレビドラマでは文句なしの★5だった。
この映画もそれなりにおもしろかった。
でも、やっぱり、テレビの特別編を見ていないとわからない部分(中井貴一の登場など)がけっ
こうあるというのはどうなのだろう。せめて、映画の中で、2,3分でもいいから、その事件の概略を
説明すれば、まだよかったと思うのだが...。
また、あまりにもストーリーが雑かなあと思った部分もあった。
車の傷について、その時できた傷かどうかわからないというような反論が法廷であったが、普通
なら、そうした反論がくることくらい織り込み済みではないだろうか。そして、縁石に付いた車の
塗料の痕跡などを採取しておく、また、車の傷の痕跡の形が縁石の傷の形と一致するかどうか調べ
るくらいのことは当然するだろう。韓国まで行って見つけ出した貴重な証拠品の車に対して、こん
なに詰めが甘いというのはどうだろうか。
また花岡代議士は、いくら偉そうな政治家という設定でも、国民の目を気にするはずの政治家な
のだから、法廷であそこまで傲慢な言葉を発するというのはあまりにも不自然だと思う。
事件の展開を政治家の汚職と絡めるというこの映画の着想は、松本清張ばりの本格派のドラマに
もなりえただけに、ストーリーが十分練られていなかったのが残念である。
ただ、検察官をやめた弁護士という松本幸四郎の役の設定は、検察官という職業に存在する葛藤
を表現していてよかったと思う。
テレビドラマは非常におもしろく、その魅力的な登場人物たちが出てくる作品だけに、映画もそ
れなりにおもしろかったが、もうちょっとストーリーがしっかりしていたらよかったと思う。
それから、一番最後、HEROはこれでもう完結なのかなあとさびしくなった。
HERO自体は本当に好きなので...。
フジテレビの商魂に喝
★☆☆☆☆
映画版の余りの出来の悪さ詰らなさフジテレビの観客視聴者を舐めきった態度に心底怒りを感じてしまいました。
以前のドラマシリーズはそれなりに楽しんできたつもりですがいい加減堪忍袋の緒が切れました。
商魂丸出しのフジテレビのやり口には嫌気がさします!
タイミングを逃し過ぎ?
★★★☆☆
放送から2年半近くたった上、正月に再放送した地デジのハイビジョン放送をブルーレイに録画した自分にとってはか
なり無意味な商品になるのですが、TVシリーズ/劇場版ともパッケージとして手元にあるのでコンプリートコレクショ
ンとして買ってしまいました。
ストーリーそのものについて文句は無いのですが、やはり発売時期があまりにも遅過ぎたのではないかと。
なんせ劇場版の前哨戦的な部分も含まれているにも拘らず、劇場版の1年後に発売というリリース形態がファンをない
がしろにしている様にも見えます。
本当の所劇場版のパッケージと同時発売位の方がもっと注目されていたのではないかと思います。