現在３０歳前半の男性には懐かしくてたまらない内容です。ページをめくる度、頭の中が８０年代後半の小学生の中身に戻ってしまいます。ページ数の割りに値段が少々高いという欠点はあるが、特集されているアイテムの懐かしさは保障付きだ。コメントも当たり障りなものだけでなく、宝島独特のこだわりが感じられ、細かいところまで楽しめる。何より、ビックリマンは定番だが、同じくらいの割合でドキドキ学園とかのB級アイテムも網羅しているのが嬉しい。表の歴史としてはビックリマンで総括されてしまうが、当時の小学生は確実にドキドキ学園や秘伝忍法帳シール持ってましたからね。ある意味、これらのB級アイテムこそに真の思い出が溢れているものです。

ゲーム&ウォッチ、ガンプラ、キン消し、ビックリマン、トランスフォーマーなど、80年代を子供(男の子)として過ごして来た人には懐かしさでいっぱいでしょう。
紹介されている商品は多いのですが、それぞれのページはやや少なく感じました。
それでも、子供時代の思い出に浸るには充分でした。

「大全」でありながら、データベースではないので、このおもちゃのシリーズ完全網羅！というわけではありません。編集者が懐かしみながら作っただけ、という感じです。取材・構成もやや雑だと思います。ただ、「あ〜、こんなのあったな〜」と懐かしむには良い本だと思います。
それと、完全に男子向けの内容です。女子向けのおもちゃは一つも載っていません！だったら、表題は「男子向け」など記しておいた方がよいのではないでしょうか？仮にも「大全」とうたっているのですから。